精神障害をテーマに描かれた映画(洋画)おすすめ5選
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今回は精神障害について、描かれた洋画の作品についてご紹介したいと思います。詳しく説明するとネタバレになりますので、今回は簡単な説明とさせていただきます。興味をもった作品があれば、どんどんレンタルして見てみましょう。障害について、自分のイメージとは別の視点で見ることができて、理解が深まるかもしれませんね。
①カッコーの巣の上で(1975)
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監督:ミロス・フォアマン
出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー
製作国:アメリカ
刑務所へ収監されていた主人公のマクマーフィーは、刑務所から逃れるため、厚生牧場で何度も暴行を働きます。その結果、精神病院へ送られ入院させられてしまいます。(詐称)精神病院の院長は、病院での行動をチェックしていました。ある日マクマーフィーを呼び出し、精神障害の兆候は見られないと告げます。刑務所に送り帰されることを心配した彼がとった行動とは。そしてその結末とは。ラストの重さには深く考えさせられる作品です。②普通の人々(1980) -
監督:ロバート・レッドフォード
出演:ドナルド・サザーランド、メアリー・タイラー・ムーア、ティモシー・ハットン
製作国:アメリカ
平凡な4人家族で暮らしていたが、ある日長男が事故死します。続いて次男が兄の死をきっかけに自殺未遂を図ってしまいます。この事件を発端にして、家族が崩壊していく姿を描いています。愛着障害をもつ家族について書かれた作品です。③17歳のカルテ(1999) -
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ウィノナ・ライダー、アンジュリーナ・ジョリー、クレア・デュヴァル
製作国:アメリカ
主人公がパーソナリティー障害の傾向をもち、薬物によって自殺未遂を起こしたスザンナ(ウィノナ・ライダー)。入院中に病棟のボス的存在のリサ(アンジュリーナ・ジョリー)にだんだん魅了され、病棟が居場所だと錯覚していくのだが。はたしてそれで良いのか。当時新人であった、アンジュリーナ・ジョリーの初々しい演技も作品の見どころです。④ビューティフル・マインド(2001) -
監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス
製作国:アメリカ
実在したアメリカ人の天才数学者ジョン・ナッシュを主人公にしています。統合失調症を患い、闘病生活を送りましたが、「非協力ゲーム理論」というものを世の中に発表しました。1994年にはノーベル経済学賞を受賞しています。ナッシュは幼い時から人との共同作業を苦手とし、独りを好んだそうです。また自分の考えた方法で物事を進めていくということにこだわったそうです。
この病気の特徴である幻聴、幻覚は他人には分かりづらく、本人も説明しづらいものです。そんな統合失調症の独特な世界観を垣間見れる作品となっています。⑤人生、ここにあり!(2008) -
監督:ジュリオ・マンフレドニア
出演:クラウディオ・ビシオ、アニタ・カプリオーリ
製作国:イタリア
1978年に公布された、バザーリア法を基にした実話のコメディー作品です。バザーリア法とは、精神病棟を廃絶するという世界初の法律です。一般の社会で、精神病患者たちが自由に暮らせるようにと願って制定された法律です。この法律によって、閉鎖された病院の患者たちが実践していった生きていく方法とは何か。そしてどんな苦労が待ち受けているのか。ドキドキする作品です。
どの作品も一筋縄ではいかない作品です。映画を見たら、一緒に見た人に感想をシェアしてみましょう。また違った視点で物語を見ることができ、勉強になります。作品への理解が深まって、何度も見たくなるお気に入りの映画を見つけられるかもしれません。
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