相談するということ
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あなたは辛いとき誰かに相談できていますか?または相談できずに1人で問題を抱えていませんか?私は後者のほうでした。
1人で問題を解決するには限界があります。助けを求め、プロのサポートを受けることをおすすめします。
相談しないことによる影響
私は話を伝えても話を聞いてもらえず、気持ちを伝えることを諦めてしまいました。それらが積み重なりやがて不満、悲しみ、怒りが膨れ上がってしまいます。日々落ち込みながら過ごし、行き場のない感情がストレスとなり、適応障害と診断されました。
私が相談できなかった理由
なぜ、相談できなかったかというと、周りに相談しても自分のしんどさに寄り添ってもらえなかったからです。また、子どものころから私は人の顔を伺うことが多かったように思えます。例え話しても周りの人から軽く受け取られるが多かったため、話す気も失せていきました。そういったことから、困りごとがあったとしても相談する気持ちになれないことがだんだんと増えてきました。
しかし、私は身近な人に相談するのは苦手ですが、専門知識がある病院の先生や就労移行支援事業所の支援員さんには悩みを話すことができました。なぜなら、相談のプロのため、安心感があったからです。今では身近な人にも少しずつ自己開示、相談が出来るように自分を出していいと思えるようになりました。
相談しないよりも、相談した方がずっと楽です。自分の意見を伝えることは悪いことではありません。それはあらゆる人間関係に共通しています。家族、友人、職場、就労移行支援事業所など。我慢しなくてもいいんだと、もっと早く気づきたかったです。
どんなふうに相談したか
では、どういう風に相談したのかというと、まずは頭の中のもやもやを紙に書きだし、視覚化しました。事前準備をすることでスムーズに話すことができます。それでもまとまらない場合は、ひとまず「困っていることがあります」とだけ伝えて、実際に話しながら整理することもあります。
「困りごとを書いてから相談して、自分の気持ちを整理しながらアドバイスをもらい、そして、行動に移してその結果を報告する」この繰り返しが大切です。
また、困りごとに合わせて相談相手を変えています。相手も内容によって得意、不得意があるからです。同じ内容を複数の人に相談することで、新たな発見があり最終的に私自身にとって一番いい選択をすることができます。たとえば、主治医に相談する前に、支援員さんに具体的に何を相談していいかを聞いてもらったりもしています。
普段の自分のことをよく知っている人に相談するという点も大きなポイントだと思います。そのほうがスムーズに相談ができます。支援員さん、主治医の先生、カウンセラーさん、いずれもプロの目線で客観的にアドバイスをしてくれました。
おわりに
話す内容をまず視覚化するようになって、問題解決に近づきました。心療内科の主治医、カウンセラーさん、就労移行支援事業所の支援員さんとの相談を重ねたおかげで、自分がどうしたいかを見つけることができました。
自分の気持ちを伝えることに抵抗がありましたが、実際に伝えると気持ちが楽になり、相手との関係もより良いものになりました。負担が減って、以前より精神状態も良くなりました。
相談せずに現状維持か、相談して状況を変えるかは自分次第です。