ゲームとの上手な付き合い方~あなたなら、どうしますか?
暮らし出典:Photo by João Ferrão on Unsplash
近年、ゲーム実況やプレイ動画、e-sportsといった言葉を耳にする機会が増えましたが、みなさんはゲームと上手く付き合えていますか?
発達障害にとってTVゲームは欠けたピースの様なもの
私は16歳で強迫性障害の、25歳で広汎性発達障害の診断を受けました。この発達障害ですが、ゲームとの相性が非常に良く(悪く?)、やり出したら止まらなくなります。
例えると自分の欠けたピースがピッタリとハマる感じです。分っていても抜け出せず、ゲームのことしか考えられなくなるほどで、用を足すのも我慢して震えながらコントローラーを握りしめることもあります。
ゲームをやると様子が変わる?
ゲームに集中し出すと、普段はコントロールしている自分の幼い部分が表に出てしまいます。
いくつか例を挙げると……・声を掛けられても「あぁ~」など曖昧な返事しか返さなくなる
・思い通りに進まないと攻撃的になる
・拘りが強く出る
・周りが見えなくなり、優先順位が付けられなくなる
・考え方がネガティヴになる
これらは、ある意味サインのようなもので、症状が出たら止め時なのですが、実際には止められません。
今までアラームや、時間が来たら音楽が切れるといった工夫をしてきましたが、効果はほとんどありませんでした。
もちろん、ゲームに振り回されず付き合えるなら問題ないのですが、学業や仕事に影響を与えるようではいけないと感じています。
社会人の平均的な余暇時間は、1日あたり2時間前後とも言われています。今後、フルタイムで働いた場合、2時間で止められない私は、ゲームをやることで疲労によるパフォーマンスの低下や、生活が回らなくなる可能性が出てくる心配があります。
じゃあゲームを一切しなければいいのでは?
ゲームを辞められる人はいいですが、「それが出来れば苦労はしない」という話です。私もゲームの代わりに、夢中になれて生産的な趣味を持とうと、ギターを習ってまで、ゲーム断ちしたことがありますが、8年たっても未だに、ゲーム離れができていない状態です。
おわりに
私自身、ゲーム断ちができた訳ではありませんが、挑戦する中で、それまでゲームしか無かった世界が大きく広がりました。それはゲームをしていただけでは出来なかった経験や、出会い、自信などです。
挑戦する中で、経験や、出会い、自信などそれまでゲームしか無かった世界が大きく広がりました。
現在は信頼できるケースワーカーさんにお願いして、1週間ゲームをすると、2か月くらい電源ケーブルを預かってもらい、どうしてもやりたくなった時だけ返してもらい、やり過ぎても短期間ですむようにしています。
私の理想は、情熱の向ける先をゲームからギターへ移し、無理せずゲームを断つことです。それができたとき「ゲームは卒業した」ではなく「引退した」と気持ちよくいえる気がします。
これからも私の理想に向けて、頑張っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考文献
【マイナビ学生の窓口|サラリーマンの平日の自由な時間って1日どのくらい? 最多はたったの「90~120分」】
https://gakumado.mynavi.jp/freshers
【ラクジョブ|日本人の平均余暇時間は1日わずか2.6時間 ソーシャルゲームだけが売上を伸ばす理由とマーケティングの勘所】
https://raku-job.jp/index.php