リラックスして体感。無理せずできるヨガでうつなどの心の病を改善しよう!
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最近、多くの方々から、呼吸がしにくい・息苦しい・肩に力が入ってしまうという声を非常に多く聞きます。それは常にたくさんのストレスにさらされているからではないでしょうか。異常気象、大気汚染、過労、体の歪み、複雑な人間関係、家族の問題、などストレスを感じる要因は多いです。また大人だけでなく現代の受験戦争と戦っている子どもたちもそうです。
身体はストレスがかかってくると、全身に力が入っていきます。肩に力が入って、頭も緊張してしまいます。そうすると、呼吸が早く浅くなって、非常に疲れやすくなってしまいます。脳に酸素が行き渡りにくく、頭が重くなったりして、疲れてストレスが溜まって悪循環に陥ります。今回はお年寄りから子どもたちまで、無理なくリラックスでき、肉体面だけでなくうつ病やあらゆる心の病に効果があるといわれるヨガをご紹介します。筆者もヨガが好きで行った後、何とも言えない爽快感、解放感を感じています。気楽にお茶でも飲みながら読んで頂けたら嬉しいです。
なぜヨガが身体に良いのか?
ヨガには、緊張を和らげる効果があると言われています。うつ病や、心に病を抱えてる方の状態は、交感神経が常に活性化していて、前記で述べたように身体も頭も常に緊張してます。ヨガにより副交感神経を優位にさせてリラックスすることが出来ます。
また、ヨガの身体の姿勢は精神状態に良い影響を与えます。精神障害をもつ多くの方が姿勢が良くありません。筆者も姿勢が良くありませんでした。ヨガのポーズをすることで、姿勢を正しくすることが可能になり、筋肉の緊張を和らげます。すると、辛い肩こりが楽になり、深い呼吸ができ、ストレスや抑うつ感情を自分でコントロールしやすくなると言われています。
ヨガに大事な腹式呼吸法とは
ヨガでは、身体と心に良い腹式呼吸を行います。ゆっくり大きくと鼻から空気を吸い、お腹をふくらませます(この時頭の中で、高原のいい空気を思いっきり吸うことをイメージしてみて下さい。)。ゆっくり口から息を吐き、身体の中から二酸化炭素を吐ききるようにします(身体から不要な物を出し、いいエネルギーが身体中を駆け巡るイメージです。)。
このような呼吸法をくり返してヨガのポーズをゆっくりとご自分のペースで行ってください。しだいに緊張はゆるみ、身体がリラックスしてきます。
この腹式呼吸を続けていくと、幸福ホルモンのセロトニンの分泌を活発にする効果があり、ぐっすりと眠れたり、免疫力がアップして身体に良い効果が期待できます。
ヨガはどんな病に効果があるのでしょうか
前述したように、呼吸を整え、良い睡眠、免疫力アップもですが、メンタル面を強くする効果があります。うつ病、統合失調症、過食症、パニック障害などの精神障害の改善や、身体をリラックスさせて冷え性にも効果があります。
今では女性だけでなく男性にも訪れるという更年期障害にもよく、ホルモンのバランスを整える作用があります。血液の循環が良くなり肩こりが減り、頭痛を和らげることにも効果を表します。
気を付けて頂きたいのは、ヨガは無理は禁物です。疲労がひどい時、行う事を負担に感じる時、毎日のように様々な不快な症状が強く出る時です。ヨガはゆったりとした気分になり、気持ちいいと感じることが大切です。
簡単なヨガのポーズ
ひとつ初心者向けの簡単なポーズをご紹介します。「やすらぎのポーズ」と呼ばれているポーズです。
1.仰向けになって両足を適度に開き、両方の手のひらを上へ向けてください。
2.目を閉じて、全身がリラックスするのをイメージしながら深くゆっくりと腹式呼吸をおこないます。
3.顔の表情をほぐし緊張をゆるめて。 しばらくその状態でリラックスします。
※終わった後に急に起がらない様にしてください。
ヨガは無理なく自分のペースで行ってください。人と競ったりする必要はありません。ヨガのジムに通うのもいいですし、YouTubeやテキストBookを見ながら行うのもいいでしょう。筆者は、よく近くの川辺の公園の芝生の上で気持ちよいお日様の光や、青空や風を感じながらおこないます。自然に優しく包まれ気分も良くなります。結構いらっしゃるんです、日曜日の公園でヨガや太極拳をしてる方。
わざわざ、出かけなくてもお家で敷物さえあれば(あればヨガマット。ちょっとカッコよく感じますので)気軽に出来ます。別に絨毯の上でもいいのです。くり返しますが、楽しく気持ちいいと感じることが大事です。それから、家で行う際は、窓を開け放って換気を良くする事をおススメします。
海岸の砂の上で朝日を浴びながら、海と大自然を感じながらヨガをするのが筆者のとっても小さな夢です。