軽度知的障がい者の私の学習法
知的障害Foto de Ella Jardim on Unsplash
私は軽度の知的障がいがあるので、健常者より物事を理解したり、覚えることに時間がかかります。特に「算数」や「お金の計算」が苦手です。
算数が苦手
足し算と引き算は手を使っています。暗算もほぼ難しいです。「時間」や「駐車場の番号」など数字を覚えること自体が苦手なので、九九を覚えるのも時間がかかりました。ですが、歌や音楽が好きなので、九九の歌を何度も聴いて、なんとか覚えることができました。
九九を覚えていないと、学年が上がるごとに解けない問題増えていくので、諦めないでよかったです。
現代は「アプリ」や「かるた」「ゲーム」などさまざまなツールがあるので、楽しく学習できると思います。
覚えられないことはメモ
「時間」や「番号」などはスマートフォンにメモをしています。
発達障がいの人は過集中で時間を忘れてしてしまうことが多いので、アラームを細かく設定して行動していると、耳にしたことがあります。しかし、私はアラームの音に過剰反応しイライラしてしまうので、メモを何度も見返しています。メモをすると覚えられるだけでなく、自分の頭の中も整理することができます。
またアラーム音を、自分の心地よい音にするのも1つの方法だと思います。
割り勘の際に気をつけていること
普段買い物をするときはおつりの計算が苦手なので、財布の中は小銭だらけになってしまいます。ですが、誰にも迷惑をかけないので気にしないようにしています。
また、友達とのランチで割り勘する際には、あえていつもため込んだ小銭を使うようにしています。小銭がちょうどない場合は私が全額先に払い、後で受け取ります。そして、スマートフォンの電卓ですかさず計算します。計算が得意な子がいればその子を信頼し、ある程度まかせてしまいます。「計算が苦手」で人に迷惑をかけたりトラブルになるのが怖いので、この方法で乗り切っています。
苦手なこととの付き合い方
私は家族と買い物にいくときはリラックスしていますが、友人など他人となると気を使うようにしています。
「日常生活」ではメモや電卓を使用するなどして、私なりに工夫しています。「勉強」は遊びごころや根気強さを持つようにしています。
ときには「絶対にできないといけない」というこだわりを捨てるのも1つの方法です。ある程度の「諦め」や「人に頼る」という行為もときには自分の心を守るだけでなく、相手との関係も円滑にすることができます。
障がいの有無に関わらず、苦手なこととうまく付き合っていければ、人生は生きやすくなると思います。
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