服薬を忘れないための4つの方法
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いつも障害者ドットコムニュースを読んでくださってありがとうございます。今回は服薬を忘れがちなあなたにちょっとした工夫を4選お伝えします。
はじめに
皆さまは服薬で失敗してしまった経験はありますか? しまった、と後で気づく場合、服薬したかどうかわからない場合、余りの薬が出てしまう場合など、いろいろな場面で服薬遵守が一筋縄ではいかないことに気づかされます。
日本調剤株式会社による調査でも、調査人数中、半数以上の人が飲み忘れを経験していることがわかりました。朝昼晩、食前や食中、食後にきちんと服薬するのはけっこう難しいものですが、下記のちょっとした工夫で飲み忘れ予防をしてみませんか?
①カレンダーやスケジュール表
身近な方法として、服薬後によく見える場所にあるカレンダーやスケジュール表に記入する方法があります。飲んだ後に印をつける習慣をつけておくと、飲むのを忘れていたことに気付けたり、重複して飲んでしまうことを防げたりします。
また、家族や訪問看護従事者、ヘルパー(訪問介護員)、保健師などの支援者がいる場合、服薬状況を一緒に振り返ることで自分がどのような状況の時、服薬を忘れてしまいがちかよくわかります。
②お薬カレンダー、ピルケース
上記のように既にお持ちのツールを活用する方法以外に、壁にかけるお薬カレンダーというものがあります。100円ショップでも数種類売られており、カレンダーの日付毎の袋部分に薬をあらかじめわけて入れておくことができます。壁にかけておくと今日の日付のチェックもできますし、一挙両得ではないでしょうか?
また、ピルケースは持ち運びにとても便利です。曜日ごとに薬を入れておき、一週間の服薬を管理できます。自宅でも場所をとりません。
③目覚まし時計、携帯のアラームアプリ
目覚まし時計や携帯のアプリ等で服薬時間を設定することも有効です。決まった時間に服薬することで規則正しい生活を意識できますし、アプリによっては薬剤名を登録できたりします。
緊急時に難しいお薬の名前がわからない時など、このアプリを持っていれば自分が飲んでいる薬を医療従事者や薬剤師にすぐに伝えることができます。
④薬局での一包化(いっぽうか)
調剤薬局で複数のお薬を一つにまとめてもらう「一包化」という方法もあります。朝食後、昼食前、夕食後、眠前などが小さな袋に明示してもらえ、自分で錠剤を1種類ずつ取り出す手間が省けます。
薬局で一包化を頼むと少々時間がかかってしまいますが、誤飲を防ぐ方法としてとても効果的だと思います。
さいごに
薬を定められた方法で定められた回数と量を飲むことは治療にとって欠かすことができません。上記の方法が少しでも無理なくお薬の飲み忘れに繋がると幸いです。
参考文献
「処方薬の飲み残しに関する意識調査」を行いました
https://www.nicho.co.jp/corporate/
服薬を忘れないために
http://www.pref.aomori.lg.jp/
お薬カレンダーで服薬管理をラクにしよう
https://allabout.co.jp/