五感で相性が分かる~人間関係のストレスを減らす方法
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人の相性は、その人の好き嫌いなどの感情にも関わってきます。よく「あの人とは気が合わない」「あの上司、なんか苦手」というのを耳にしたことはありませんか?
人の相性を科学すると脳科学では人の感情を司る「扁桃体」で感じます。扁桃体では本能的感覚で相性を感じ取ります。五感には、「視覚」「聴覚」「臭覚」「味覚」「触覚」があります。この五感で「合う、合わない」の相性が簡単に判断できるのです。
相性は無意識に五感で感じている
1)視覚
いわゆる見た目。笑顔で優しそうな人、真面目そうな人、やんちゃな人、目つきが悪い人、など。だれもが必ずしも~が好き!というのはありません。自分の相性の良い人を知らず知らずのうちに選んでいるのです。
2)聴覚
アーティストでも「あの人の声が好き」と、自分に合う周波数というものがあります。会話をして、声やしゃべり方がとても心地よい周波数。一緒にいてイライラするのは無意識に発している周波数が合わないのでしょう。
3)臭覚
好きな香りと嫌いな香りは人によって違います。香りの好みが一緒であれば求めていることも同じということになります。その人の体臭にストレスを感じているのなら相性がいいとは限りません。
4)味覚
人間の味覚は、生い立ちによってかなり変わってきます。なので、同じような生い立ちだと味覚も似ていることが多いです。好きな食べ物、嫌いな食べ物が同じとかだと同類であると言えます。
5)触覚
例えば、同じ部屋にいて「寒い」と感じるか「暑い」と感じるか、春夏秋冬でどの季節が好きか、ふわふわなベットか硬いベットが良いか、など同じものを求めているのであれば相性はいいというわけです。
人との相性が問われる関係
職場関係
・上司、同僚、後輩に「この人と馬が合わない」「あの人に嫌われているかも」と悩んでいる人は少なくないでしょう。相性の良いもの同士だと上手く連携が取れ、仕事がスムーズにはかどります。
スポーツのチーム
・ピッチャーとキャッチャー(バッテリー)の組み方も、相性がバッチリだと阿吽の呼吸でバッターを抑える確率が高いことは結果として出ています。他のスポーツでもパスのタイミングなどの呼吸の合った連携は大事です。
プライベート
・友達と過ごすときや、恋愛対象として見ている異性と過ごすときも「一緒にいて楽」「楽しい」「しっくりくる」「落ち着く」と感じるのも遺伝子レベルで相性がいいといえます。
先生と生徒
・先生の授業の内容が理解できる人もいれば、理解できない人もいたりしますよね。「あの先生の説明は分かりやすいけど、この先生はさっぱりや。」と感じるのも相性が関係していると考えられます。
相性が合わない人との接し方
苦手な人、気が合わない人、どこか気に入らない人、、、。今まで生きてきて、仲良くなれないようなタイプの人は一人くらいはいませんか?学校のクラスメイト程度なら関わらないようにできるはずです。しかし社会人になるとそうもいきません。毎日、苦手な人と一緒に仕事をするのは、とても気を使います。では上手く付き合うには、どうすればいいのでしょう。
・礼儀正しく愛想よく
→気持ちを込めて言葉と表情に出し、雰囲気を良くします。
・接点を持たない
→最低限の会話や伝達などのやり取りだけにします。
・ストレスの発散
→上手に付き合う方法を考えるよりも、ストレスの発散法を用意しましょう。
・相手の気持ちになる
→発言、言動、口癖、考え方、外見などのどこかを苦手だと感じたのでしょうが、相手の立場になって考えると見方が変わります。なにか事情があったかもしれません。
・相手を知る
→その人の一部だけ見て判断していませんか?
・良い所を探す
→悪い所に目が行ってしまうものですが、良い所を見つけるとあなたの接し方も変わるはずです。
・自分を変えてみる
→自分を成長させようと考えてみてはどうですか?
人間は誰でも好きな人や嫌いな人がいると思います。相性の良し悪しは誰もがあることですが、会社や学校などの組織では協力し合ってコミュニケーションをとる機会がたくさんあるので、最低限の会話、「報告、連絡、相談」は必要です。
一番良いのは相性の良いものが集まり一つの目標に向かって協力し合うのがとても効率的でしょう。ぜひ、この五感で相性が分かるということを知っていただければ幸いです。