人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談②
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こんにちは。"ユキダルマ"です。前回に引き続きご覧いただきましてありがとうございます。前回は、私が「就労移行支援事業所」というサービスを知ったところまでお話しました。今回はその続きです。
※「就労移行支援事業所」につきましては、当サイトの別記事にて紹介しております。下の参考URLよりアクセスしてください。当コラムでは「就労移行支援事業所」の詳細については割愛いたします。
①気持ちの変化
就労移行支援事業所に通って社会復帰を目指すことは決めたものの、どこの事業所に通えばよいのか、最初は分かりませんでした。
・本当に就職できるのか
・その前にしっかりと通所することができるのか
・周りの方と馴染むことができるのか
など、不安に思う事が多々ありました。
しかし私が最初に感じた就労移行支援事業所のスタッフの方々は、「『聞く』ことのスペシャリスト」だと感じました。これは私が見学に行かせて頂いた全ての事業所に共通しております。聞いてもらったことにより気持ちが楽になりました。又、私と同じく、「心療内科に通っている方(この時はまだ、障害者という認識はありませんでした)」でもしっかりと社会の一員として働くことができるという希望を持つ事が出来ました。
②環境の変化
就労移行支援事業所に通所し始める前後に、周りの環境が様々変化しました。まず、1人暮らししていたところから、実家に戻っての生活が始まりました。これに付随して、心療内科も実家の近くに転院しました。環境が変わることにより、精神的負担がどう変化するかは気にかけておりました。しかし実家に戻り、常に味方でいる母や兄弟が身近にいるようになったため、「新たな環境が原因で精神不安定」ということにはなりませんでした。
人間関係も変化が起こりました。ある時SNSで自分の現状を赤裸々に告白したところ、それがきっかけで関係が崩れた方もいます。これは事実です。しかしその中でも、直接連絡をくれた仲間や、一度ご飯にでも行って話を聞きたいという仲間もいました。本当に嬉しかったことは今でも忘れられないですし、このように動いてもらった方々が、自分にとって真の仲間ということも気付きました。
③傷病手当金
ここまでお読みになった方で、「お金が無いのに生活できたのか」と思われた方もいらっしゃると思います。結論から申し上げると私の場合はできました。私は「傷病手当金」という手当をもらっていました。詳しくは下の参考URLでご確認いただければと思いますが、長い期間会社で勤めていた方で病気で就労できない方が、ある一定の条件のもとでもらえる手当のことです。
このご時世やはりお金は必要ですので、それが無くなるということは精神的に厳しいものがあります。しかし日本では、憲法で生存権が保障されております。その為、何らかの方法で生きる術はあります。
人生は捨てたものではない!この言葉が身にしみた出来事ばかりでした。
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参考のページ
障害者ドットコム「就労移行支援事業所とはどんな所?利用者が語る就労移行支援事業所とは?」
https://shohgaisha.com
全国健康保険協会(協会けんぽ)「病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp