就労移行支援事業所とはどんな所?利用者が語る就労移行支援事業所とは?

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出典:hhttp://www.photo-ac.com


筆者は現在、京都にある就労移行支援事業所に通っております。今回は就労移行支援事業所って何?どんなことをするの?などの素朴な疑問から、利用者としての感想などを踏まえてお伝えできたらと思います。

就労移行支援事業所とは?



就労移行支援事業所とは、働くことに障害を持つ65歳未満の者で、一般就労を希望している人の就職をサポートする福祉機関です。手帳の有無に関わらず、医師の診断や自治体の判断など就職に困難が認められる場合、利用が可能となります。

事業所の数は平成27年2月の時点で約3000事業所あり、その数は年々増え続けています。就労移行支援事業所の利用可能期間は最長で2年間となっており、その利用額は世帯や本人の収入やなどによって変わってきます。


就労移行支援事業所のプログラム紹介



就労移行支援事業所では事業所によって様々なプログラムがあります。今回は筆者が通っている就労移行支援事業所のプログラムの中から、代表的なものをいくつかご紹介します。

就活講座プログラム
このプログラムは、就活の始め方などの基本的なことから、企業研究・業界研究など就職に向けての下準備を行うプログラムです。

自己分析プログラム
就活を行ううえでは自己分析は欠かせません。自己分析が苦手な人や、どうすれば良いか分からない人は支援スタッフと一緒に進めていくことも出来ます。

作業訓練
いくつかの作業を長時間行うことで、基礎体力や集中力、正確に作業を行う能力を養成する訓練です。

ビジネスマナープログラム
社会人としての基本的なマナーや礼儀を学ぶプログラムです。名刺の受け渡し方、ビジネス文書の作成、敬語の使い方などを学ぶことが出来ます。

この他にも様々なプログラムが就労移行支援事業所では行われています。もし興味のある方は実際に見学や体験に行ってみると良いでしょう。


実際に就労移行支援事業所に通ってみて



筆者が就労移行支援事業所に通うにあたって、まず心掛けたことは「週5日通う」ということです。これは、実際に就職をするにあたって、一番大事なことだと考えていたからです。最初は週2日くらいから通いたいなと思う方はそれでも全然構いません。自身の希望する働き方を踏まえて、無理をせず自分のペースで通所できるのも就労移行支援事業所の特徴です。

また、受けたいプログラムがないときや、1度受けたプログラムが行われる時間には、自分のペースで学びたい事を学習する「自主訓練」を行うことができます。筆者は、自主訓練の時間は主にoffice系のソフトを勉強しています。

就労移行支援事業所には一般企業への就職を目指している様々な人が通っています。体調や気分によっては一人で過ごす方が楽だな、と思う時も正直ありますが、同じ「就職」という目的のために切磋琢磨する利用者が周りにいるということが、最大の魅力であると筆者は思っています。



今回は就労移行支援事業所について簡単に説明しました。体調が不安定であったり、漠然とした就職への不安など、就職したくてもなかなか踏み出せない方もいると思います。何をすれば良いのか分からない、少しでも不安を減らして就職したい、と思っている方は是非一度お近くの就労移行支援事業所に足を運んでみたらいかがでしょうか。
   

しょーご

しょーご

3年半ほど前にパニック障害を患いました。
現在一般就職に向けて、京都の就労移行支援事業所に通っています。
少量の服薬はしているものの、病気はほとんど寛解しています。
今回は就労移行支援事業所からの実習生として記事を書かせていただきました。
主に自身の経験談を書いています!

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