障害福祉サービス用語集〜まずこれだけは知っておこう!

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出典:https://www.photo-ac.com/


就労移行支援、就労継続支援、ヘルパーなどなど…。これらは福祉サービスという大きな枠の中にあります。利用するときに、知っておいたほうがスムーズに運ぶと感じた用語・概念がいくつかあります。個人的な体感を交えて説明します。正確・詳細な説明は省いて簡潔に読めるようにしていますので、詳しく知りたい場合は調べてみてください。

計画相談〈けいかくそうだん〉



「計画相談支援」というサービス名のことを指します。専門の相談員が福祉サービスを紹介したり、相談に乗ってくれたりします。

①困りごとがある人が、役所の障害福祉課に相談を持ち込む
②役所から計画相談の事業所を紹介してもらう
計画相談の相談員が、支援計画を作って適切と思われるサービスを紹介
④サービスの利用開始
⑤その後のケアも計画相談の相談員がサポート

という流れです。計画相談の相談員は、利用開始後に困りごとがあったときの相談も受けてくれます。何かあったら計画相談の相談員に頼ってみることも選択肢に入れておきましょう。


受給者証〈じゅきゅうしゃしょう〉



正確には「障害福祉サービス受給者証」といいます。どのサービスをどれくらい利用できるかを明記したもので、ヘルパー等をお願いするときに欠かせないものです。よく「受給者証のコピーを取らせてほしい」とお願いされるので、常に置き場所は明確にしておきましょう。私は自宅で紛失したことがあります。私の場合、障害者手帳とほぼ同時期に取得したこともあって「なんか色々もらった書類のひとつ」くらいの感覚で、重要さを理解していませんでした。


支給量〈しきゅうりょう〉



ヘルパーや就労移行支援などのサービスが一ヶ月あたり何日利用できるか?の数字です。受給者証に記載があります。福祉関係の各事業者は「自分の事業所に何日割り振られているか?」を常に気にしています。この範囲内で動くのが基本だからです。利用者のニーズが増えて、サービスを提供できる状態であるのに支給量を超えるので提供できなくなってしまう場合があります。サービスの追加・増加などの希望がある場合は、すぐに相談しましょう。


サービス等利用計画〈さーびすとうりようけいかく〉



サービス利用開始の前に必ず作る計画書です。作らなけらばならないことになっていて、この計画をもとにヘルパーが来てくれたり、就労移行支援に通ったりすることになります。計画なしでは動けないし、計画にないことは基本的にはしてはいけないことになっています。計画書は分かるところに保管しておくと便利です。


サビ管〈さびかん〉・サ責〈させき〉・児発管〈じはつかん〉



「サービス管理責任者」「サービス提供責任者」「児童発達支援管理責任者」の略称です。サービスの提供に関する責任者です。所長とは別の人が務める場合も多くあります。


A型・B型



正しい名称は「就労継続支援A型(事業所)」「就労継続支援B型(事業所)」です。継続して働くための支援をしている事業所です。全国に13,000か所を超える事業所があり、それぞれ特色もって活動に取り組んでいます。心身への負担が少ないことから紙箱折りや袋詰めなどの軽作業を行う所が多いのですが、レストラン、パンやお菓子のお店、農業など事業所によって活動内容は様々です。A型・B型の違いは雇用契約を結ぶか結ばないかの違いで、A型は雇用契約を結びます。B型の月額工賃(支給される手当)は約15,000円(平成27年厚生労働省の調査より)となっています。


さいごに



いかがでしたでしょうか?福祉サービスを利用しようとすると、いろんな人と面談・相談する機会が増えます。上のような用語を把握しておくと、話がスムーズに進むので役に立つと思います。

エンジニア

エンジニア

ミュージカルが大好きです。引きこもり期は時間を持て余し、歌詞の和訳が趣味の一つになりました。うつの診断を受けて、干支が一周するくらい引きこもっていました。引きこもりのベテランです。
今は就労移行支援というものの存在を知り、通所・訓練中です。就労したらまた梅田芸術劇場に通い詰めたいと思っています。

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