人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談⑥
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こんにちは。"ユキダルマ"です。前回に引き続きご覧いただきましてありがとうございます。
これまで、うつを発症した経緯、就労移行支援事業所との出会い、心境の変化と時系列でお話してきました。今回は続きをお話いたします。
①就職への道
体調が安定し、生活リズムも安定した為、次のステップに移るタイミングにやってきました。それは「就職」です。
私の場合、うつになった以上は障害者雇用枠での就職を希望しております。そちらの方が、無理をせず等身大の自分のまま就職できると考えるからです。
しかし、障害者雇用枠の就職には、その証明が必要になります。それが、いわゆる「障害者手帳」です。(※障害者手帳に関しては、下の参考文献をご参照ください。)
しかし私の場合、うつと診断されてまだ期間が浅かったという事もあり、申請にはそれ相当の時間が必要でした。
ではそれまでは何もしないのか。いいえ、そんなことはありません。就職活動される方は「自己分析」というものをされた方がほとんどだと思います。私も今回の就職に向けて、「自己分析」をしております。
②自己分析
自己分析とは、自分のことをほとんど知らない方に、自力で自分を知ってもらう為の材料だと考えます。その為、自分のすべてと向き合うと言っても過言ではありません。「自分のすべてと向き合う」これは精神的負担としてかなり大きなものです。退職理由やうつ発症の要因など、あまり思い出したくないことも思い出さないといけないからです。
自己分析のステップについて、私は以下のステップで行いました。
(1)客観的な事実を考える(〇〇高校 卒、△△免許 取得、等)
(2)自分の得意なこと、好きなことなど、プラスに作用しているベクトルについて考える。
(3)自分の不得意なことや、上記の退職理由・うつの要因など、マイナスに作用しているベクトルについて考える。
最後の(3)に関しては、自分の体調を考えながら時間をかけて行いました。
急がずに自分のペースで進める、就職まで遠回りのようにも見えますが、これが一番近道なのかもしれません。
③就職活動、その前に
②自己分析でも少し触れましたが、「就職」や「就職活動」は、それらをしない時より精神的負担が大きくかかるということは否めません。それだけの労力が必要とも言えます。
就職活動を始めたからと言って、体調を崩しては、今までの苦労が台無しになりかねません。ですので、就職活動しながらも体調や生活リズムの安定は常に心掛け、もし気分が滅入るようなことになるようなら、一度就職活動をストップして、もう一度体調や生活リズムの安定に集中することをお勧めします。
手当や失業保険を受給している方だと、給付に期限があるので焦る気持ちもあると思います。しかし、焦って自己分析を怠ったり、ご縁があって就職が出来たとしても、後になって良くないことが降りかかってくるかもしれません。
今自分は何をしないといけないのか、周りの方の意見を取り入れながら進めたいと思います。
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(参考文献)障害者手帳について
障害者手帳のメリット・デメリットは?~手帳申請を考えている皆さんへ
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