うつ病と運動療法について~私の体験談を踏まえて
スポーツ私は現在、うつ病と社会不安障害を抱えています。うつ病には投薬を行う薬物療法や、カウンセリングなどの精神療法が一般的ですが、運動を取り入れる事も症状の改善につながると言われています。今回はそのことについて私の体験を踏まえて、書こうと思います。
私の場合は
私は現在、就労移行支援施設に週4~5日、安定的に通えています。しかし、それ以前は、家に引きこもり、生活リズムが乱れ、昼夜逆転や、暴飲暴食、不眠など、酷いありさまでした。このままではいけないと思い、まず自分で始めたことが運動でした。近所の散歩から始め、以前好きだった自転車にも乗るようにしました。また、部屋の掃除も普段から行うようにしました。家が綺麗になり気分もスッキリするので、おすすめです。
散歩(ウォーキング)や自転車(サイクリング)をしようとすると、朝や昼が気持ちがいいですし、安全です。うつ病には日光浴がいいとも言われています。したがって、まず、昼夜逆転を戻すきっかけになりました。また、体を動かすと、もちろん疲れますので、しっかりと眠れるようにもなりました。
そして、私が運動を続けていくモチベーションは、ダイエットも期待できるということでした。暴飲暴食で太ってしまった体が、痩せていくのが嬉しかったです。毎日体重計に乗ることが、楽しくなってきたほどでした。
やり過ぎ・無理は禁物
私は、元々体を動かすのが好きでしたし、体も痩せていくので、気分が良いとやり過ぎてしまうこともありました。やり過ぎると、翌日まで疲れが残り、翌日からまた生活が乱れてしまいました。やはり、自分のペースで体を動かし、楽しみながら行う事が良いと思います。
そして注意して頂きたいのは、無理して嫌々運動するのは厳禁だということです。私は運動が嫌でなく、気分も良くなったので続けることができました。しかし、運動ができない方や嫌な方は体を動かす必要は無いと思います。運動だけでうつ病がよくなるわけではありませんし、無理すると帰って体調が悪くなったり、気分が優れなくなることもあると思いますので、注意して頂きたいと思います。うつ病には休養をとることが一番大事ということも、忘れてはなりません。
おすすめの運動
おすすめするのは、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳です。一定のリズムで体が動かせるこれらの有酸素運動は、脳内のセロトニンという、精神の安定や睡眠に深く関わっている神経伝達物質が増え、そのセロトニン量が増えると心が落ち着き、不安感が抑えられ、ポジティブな気分になると言われています。まずは、近所の散歩から始めることがいいと思います。
まとめ
私の場合は、運動する事でうつ病特有の気分が落ち込む症状は、少しは改善してきたと実感しています。運動することが苦手でない方、興味ある方は、なんでも構わないので是非自分が楽しめるものを見つけて、気楽な気持ちで取り組んで頂けたらと思います。
参考文献
あべクリニック・うつ病の運動療法について
http://www.abeclinic.com
糖尿病ネットワーク・うつ病の予防に週1時間の運動 ウォーキングは気分を明るくする
http://www.dm-net.co.jp