就職後3か月で発達障害と診断されたオタクを救った漫画のセリフ3選

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出典:https://unsplash.com

私は就職して3カ月で発達障害と診断され働けなくなりました。出だしから失敗し落ち込んでいた時、趣味である漫画に励まされました。そのセリフをお伝えしたいと思います。

①ツギハギ漂流作家
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!!」

最初は自分が障がい者であることを受け入れられませんでした。「どうせ自分は障がい者だから何もできない」「人生詰んだ乙!」とネガティブな考えばかりしていました。たまたま漫画喫茶で小学生時代に読んでいた漫画を見つけました。このセリフから障がいがあるからと嘆いても何も変わらない。障がいはあるけど社会復帰に向けて頑張っていると言う方がカッコイイと思いました。それから自分自身を見つめなおし、事務職に就きたいという目標が出来ました。そのために就労移行支援事業所に通いパソコンと簿記の勉強をしながら就職活動を行っています。

②暗殺教室
「欠点や弱点も裏返せば武器に出来る」

障がいと診断された直後は自己否定してばかりでした。このセリフを思い出してから、私は友人と遊びに行った際に障害者手帳割引を使うようにしました。欠点や弱点も誰かの役に立つ。それからは自分の障がいを否定的に捉えることはなくなりました。

自己否定は誰でもしてしまうものです。しかし、よく考えると自己否定してしまうということは、自分の弱点と改善点がある程度理解できていることでもある。弱点や欠点もどこかで必ず役に立つ。だから自分の弱い部分にしっかり向き合いプラスにできる部分を探そう!とこの漫画から学びました。

③SKET DANCE
「人助けとは理解者になること。乗り越えることは変わることじゃなくていい。その人が今いる位置を認めて、愛しいと思いえるように背中を押すこと。」

就労移行支援事業所に通いだしてからこのセリフを思い出しました。職員の皆さんは私のやりたいことに必要な勉強を勧めてくださったり、アドバイスをくれます。また友人や家族も障がいがあるとカミングアウトした後も変わらず接してくれます。私が目標に向かって努力できているのも、理解者の皆さんのおかげです。障がいが発覚して同年代がなかなかできない経験をしました。今度は自分が誰かの理解者になって人助けがしたいと思っています。

自己否定から自己理解に

当時の自分は自己否定ばかりしていました。しかし、それは自身の弱点と改善点が理解できている=自己理解ができる!と気づきました。

最近、就労移行支援事業所でナビゲーションブックを作成しました。特性や短所をリスト化することで対策や工夫をして少しずつ失敗を減らせています。自己否定していた時期があったからより正確なブックが作れたかな?と思います。

また、それでも改善できないものは諦めるようにしました。できない自分を否定して苦しいのは自分だからです。どうしても直せない部分で悩むよりも長所を伸ばしていけばいいと学びました。

どん

どん

ADHDと自閉性スペクトラム症を持つ24歳。愛媛県出身。大学卒業後、就職するものの三ヵ月で退職宣告を受ける。その際、発達障害だと診断される。その後1年間、自己理解や資格勉強を行い今に至る。趣味は卓球とカラオケと料理。性格はオタク。将来の夢はビーグルを飼うこと。

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