発達障害のある私が就労移行支援所に通い出して感じた事

仕事

unsplash-logo Zac Durant

ある時に障害が発覚しました。皆さんならその後どうしますか?障害者手帳を取得する、障害があることを内密にしてそのまま働く、あるいは障害者枠で雇用してもらう等々、方法は色々あると思います。そこで私がお勧めしたいのは、診断を受けたらまずは支援者と出会うことを強く推したいです。それは就労移行支援所に通所するということに繋がります。以下に就労移行支援所に通所して感じた事を述べたいと思います。

通所のきっかけと気持ちの移り変わり

就労移行支援とは、企業等で働きたい障害のある方に対して働くために必要な知識と能力を高める場所です。就職活動のサポート、就職した後の職場定着の支援も行ってくれます。かくいう私も最初は就労移行支援の存在というものを知りませんでした。きっかけは親の紹介で施設の見学に伺い、様々な体験をさせていただいて今に至ります。印象としては学校という感じでした。通所している方々を見ていると楽しそうに学ばれているみたいで一見障害者の様には見えませんでした。後に本通所してからは「みんな、私と同じで苦労してたんだなぁ」と共有していくうちに感じるようになりました。通所していくうちに気持ちの面でも大きく変わりました。最初こそ「とにかく早く就職したい!障害があるけどオープンにすれば会社が合わせてくれるだろし、自分勝手にしても融通をきかせてくれるだろう」という考えから「焦っても仕方ない。障害があるけどそれを言い訳にせず、障害と上手に向き合い、時には配慮事項として伝えながら普通の人と変わりなく仕事がしたい。そのためのトレーニングを積み重ねよう」という考えになりました。

通所してからの転機

自分に障害があったことが分からない、周囲も障害に関して詳しくなかった時は本当に辛かったです。人と同じことをしているつもりなのにどこかズレていたり、何故できないのかも分からず、周囲から次第に疎遠になっていったのは思い返したくもない事実です。気持ちだけがどんどんと落ち込み、鬱状態になり、誰にも分かってもらえない、自分の存在価値が見いだせないなど、このコラムを読まれている発達障害者の皆さんにもおそらく経験があると思います。大きな転機は体調が安定してきて週5日朝から夕方までしっかり通所できるようになった頃からです。様々な障害の方を対象にした施設が多い中、私も最初はそういったところに通所しお世話になってました。その頃は体調が不安定な時期で人と接するのも億劫、考えが自己中心的だったのもあり、日々の暮らしに不満やストレスばかりが積もっていました。職員の方から「体調が不安定なままでは就職へ向けてのサポートもままならないので、就労移行の受給期間を一旦止めて退所されてみてはいかがですか?」と言われました。しかし私は受給資格の期間を行使したまま暫く休暇をとっていました。焦る気持ちも強かったので今度は発達障害専門の就労移行所への通所を再開しました。最初こそ体調の不安定が続いていましたが、職員の方と相談し、週3日午前中だけと無理をしない範囲で通所をしていくうちに徐々に体調も安定してきました。これも一重に支援者の協力があってこそだと思います。

就労移行所に通い始めて8ヶ月が経ちます。満了2年ですが棒に振っていた時期も長かったので厳密には残り11ヶ月の契約期間が私にはあります。このコラムを作成している段階では初めての企業実習ということもあり、自己特性の理解をより深めて、スキルアップするのにいい機会だなと感じております。おかげさまで日々が充実したものとなっており、気持ちが前向きになっていくのが実感できます。就職に向けて更に自分を成長させつつ、この調子で確実に一歩一歩を踏み出していきたいです。

徒然なるままに

徒然なるままに

発達障害、自閉症スペクトラムもちの成人男性。人と同じことをしているつもりでもズレが生じていたり、場にそぐわない発言や態度をとっていたりして、社会から取り残された虚無感でいっぱいだった。ここ最近になってから大人の障害が発覚。今度は障害をオープンにして、再就職に向け新たな一歩を踏み出す。

関連記事

人気記事

施設検索履歴を開く

最近見た施設

閲覧履歴がありません。

TOP