発達障害がある方必見!報告・連絡・相談の重要性

仕事

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ビジネスシーンでよく聞く言葉「ホウ・レン・ソウ」があります。支援所で学ぶことができたり、調べると多くのウェブサイトに記載されていたりします。しかしこの報連相、実際の企業に入ってからはできて当たり前、わざわざ教えてくれたりはしません。これができないと仕事も捗らず、上司からお怒りを受けるのはもとより同僚からも信用されなくなり、見向きもされなくなります。そこで今回のテーマは「報連相」に焦点をあて、私なりの体験を通して一発達障害者としての立場から生の声を届けたいと思います。

報告

私は就労移行支援事業所(以降、支援所で統一)に通所しています。最初に通所の目的・目標等が掲げられていまして、そこのテーマにもしっかりと「報連相を意識しましょう」と書かれていました。個人差によるとは思いますが大概の発達障害の人は業務にとりかかり出すとなかなか報告というものができません。忙しそうな上司に声をかけづらい。自分の中で理解しているつもりになって間違った判断のまま次々と進めてしまう。そもそも何を報告すべきなのかが分からない。等々色々な要因が挙げられると思います。このようなことにならないように報告をしやすくするための工夫が大事だと感じました。私の場合はどんな些細なことでも逐一報告しようと強く意識して業務に取り組んでいます。その時に上司が忙しそうにしていたら、今進めている業務を必ず一旦停止しています。その間に小休憩をとったり、報告内容をまとめてみたり、時にはネットサーフィンをしたりしている内に報告タイミングがやってきます。その瞬間を見逃さずに報告してみましょう。不慣れなことで報告することがすぐに意識外になる人は次のような方法を試してみるのもいいかもしれません。時間を決めて報告するというマイルールを作る。作業中のPCに付箋を貼ったりするなどして視覚化する。などです。

報告の方法

発達障害の人は、あれもこれもと思いついたことを片っ端から伝えたい傾向にあると思います。ここで注意してほしいのが結論から先に簡潔に述べることを意識してほしいと思います。例えば私の場合、このコラム作成の実習が終わると報告義務があります。その際に支援所の職員から「実習時間を教えてください。」「今日の実習はどうでしたか?」と尋ねられます。前者の質問は時間を問われているので開始時間と終了時間を伝える。後者は「楽しかったです。」「〇〇ということに苦労しました。」と一言伝えるだけでも立派な報告になります。中には昼休憩時間やお手洗いの時間、それ以外の事も詳細に伝えようとするあまり質問の意図とかけ離れてしまい、話だけが長くなる方もいると思います。そのような時は支援所の職員の方と「私の話が長くなりそうだったら、一旦止めて頂いて結論を促していただきたいです。」などとあらかじめ打合せしておくのも大変効果的だと思います。最初は長くなりがちでも、支援者の協力や報告を繰り返していくうちに簡潔に述べられるようになってきます。

連絡

報告に比べて伝えることが明確化していると思われますので、より端的に伝えやすいかと思います。連絡は発信元や発信先の立場を問いません。ここでは部下から上司に連絡するものと想定しています。主に勤怠連絡、安否連絡などが挙げられるかと思います。場合によっては億劫になりがち、面倒くさい、後で伝えてもいけるだろうという気持ちが生じていることがあるかもしれません。つい寝坊してしまって朝の通所(通勤)に間に合いそうにない時、連絡がいるとします。気持ちやその時の状態によっては後回しにしてしまい、結局連絡できなかったではマナー違反です。自分が連絡をもらう側になって考えてみましょう。「あの人から連絡がないぞ。どうなっているんだ。」と不安が大きくなってきます。怒りが生じることがあるかもしれません。ここでも自分ルールをしっかり確立しておくことが大事です。私の場合、前述の寝坊してしまった、起きた時に体調不良だった時は条件反射的にすぐに連絡するという癖をつけてきました。とにかく早く連絡をいれることで心にも体にもゆとりができます。連絡しなかった、忘れてた場合は慌てなければなりません。この違いが後に響いてきますので、すぐに連絡をいれることは重要だと思います。

連絡の方法は報告と同様、長々と的を得ていない用件だと伝わりません。遅刻連絡を例に挙げると、遅刻理由→遅刻宣言、お詫び→何時頃着けるかの報告、という一連の流れがベターかと思われます。

相談

報告・連絡と同様の部分が多いので割愛させていただきますが、相談もすぐにするべき動作として念頭においてほしいと思います。少しでも疑問に感じたらこまめに相談するというスタンスがないと仕事の効率が低下してしまいます。ここで私が意識して実践しているのは頭ごなしに相談するのではなく、ある程度自分で答えをもってから相談にいくことです。「○○の部分を私はこう考えているのですが、〇〇(上司の名前)はどうお考えですか?」といった会話のやりとりである。こうすることでわざわざ時間を割いてもらっての相談事も悪気を感じさせなくなります。また上司は相談してもらうことが嬉しくなるといった心理も働くらしいです。

報連相まとめ

相手の都合を確認することが最重要です。最初に「〇〇(役職名)、今お時間よろしいでしょうか?」と一言添えるだけでやり取りがスムーズになります。報連相の発信先である上司がやり取りを疎かにすることは普段はあまりないと思いますが、状況によっては大いにありえます。その時はある程度タイミングを見て上司の元に向かいます。その際、上記の一言がほぼ必須になってきます。また報告の項で述べましたとおり、タイミングを待っている段階で内容を吟味し、まとめておくのは大事です。あらかじめメモに書いておき、報連相の際に持っていくようにすれば伝え忘れも防ぎやすくなると思います。

最後に

報告・連絡・相談すべてに言えることですが、できなかったから反省ではなく振り返りをしてほしいです。私もよく反省をしてしまいがちですが、報連相に関して全くできなかったということはなかったはずです。うまくいったところを自賛しつつ、できなかったところは上手くいかなかった理由と、次に活かせるように対策案をたてることが大事です。当たり前すぎることではありますが、常に意識して実行してこないと一朝一夕では身につかないと思います。ここまで読み終えて「まだ自分はできてないなぁ」と感じられた方は、今から一緒に頑張っていきましょう。このコラムが皆さんにとって少しでも参考になれば幸いでございます。

参考文献
報・連・相がしづらい…そんな発達障がいのあなたにコツをご紹介! ー media116
http://www.media116.jp

徒然なるままに

徒然なるままに

発達障害、自閉症スペクトラムもちの成人男性。人と同じことをしているつもりでもズレが生じていたり、場にそぐわない発言や態度をとっていたりして、社会から取り残された虚無感でいっぱいだった。ここ最近になってから大人の障害が発覚。今度は障害をオープンにして、再就職に向け新たな一歩を踏み出す。

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