うつ病で退職してから就活するまでの道のり(後編)

仕事

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◀︎前回のページ:うつ病で退職してから就活するまでの道のり(前編)

前回のコラムの続きで、就職までの道のりを綴らせて頂きます。あくまで個人の体験談ですので参考程度にしてもらえたら幸いです。人それぞれの道があります。相談機関や支援機関によって様々なルートがあると思いますが、私自身が体験したことを語らせて頂きます。
 

就職活動での試行錯誤

過去の職歴では、フォークリフトの運転やラックマスターの機械操作がメインで本格的な事務に携わることが少なかったのです。PCの使用は必須でしたが、エクセルやワードで何かすることは無かったためです。就ポツさんと相談して、就職活動を独りで始めました。が障害者枠での募集職種の多くは事務職及び事務補助が多く、自分の経歴を生かすことが出来る仕事には出会うことが出来なかったのです。ハローワークで自分の経歴を活かせる求人票があってハローワークから電話をしてもらってフォークリフトの資格や経歴を伝えると企業は面接をしたいとすぐに言ってくれましたが、オープンで障害者手帳を持っていることを伝えると一転して、採用は難しいと言われることが多々ありました。ここで今までの経歴にこだわらず、一から事務職への転身を決意しました。

事務職への挑戦

就ポツさんと相談して、職業リハビリセンターで2ヶ月間の短期PCスキル(オフイスソフト)のコースがあると教えて貰い、早速応募してPCスキルの向上を目指して訓練に通うことになりました。最初は一からエクセル・ワード・パワーポイントの基本からhtml(ホームページ作成)まで教えてもらい、最後に日商検定を受け、エクセル・ワード検定3級を取得し、就職活動を独りで始めました。が所詮は付け焼刃で実務経験が無いため、覚えていてもやがて忘れてしまうものです。求人票の必要な経験にPC基本操作や初級程度と書かれている求人は多いと思います。しかし、企業が考えているどこまでが基本操作で初級程度なのかは企業によってかなりばらつきが多いのです。面接を考えている方にとってもどこまで自分のスキルが通用するのか不安になる所だと思います。事務職の面接では実技試験をしているところが多いのです。未経験者ということで中々書類選考が通らなく、面接まで漕ぎつけても、実技試験で落ちる日々が続きました。

就職へ向かって

そこでまた就ポツさんに相談して、障害者職業能力開発校という存在を教えて下さいました。少し家から遠かったですが、PCスキルの上達(主にワード・エクセル)の為に、受験を決意しました。定員5名に20名近く受験者がいたので、内心落ちるのではないかという不安がありました。合格通知を受けた時は自分の中で一歩前進出来たと感じました。それから半年間無遅刻無欠勤で通い授業の内容はワード・エクセル・パワーポイント等のPCスキル・メンタルヘルスにおける自己理解・事務職を意識してのロールプレイング練習などがあり、ビジネスマナーなど、前職までは教えて貰っていない知識や意識していない事を教えて貰い、知ることができたのが私自身の意識の成長に繋がっていったと思います。しかし、中々面接に受からなく焦る日々が続きました。その度に何がいけなかったのかを職員と一緒に振り返り、一歩一歩前進することで、能開校卒業後すぐの合同面接会とハローワークで2件内定をもらい就職することができました。

これからオープンで就職活動する方に向けて、仕事が出来る出来ないことより、自己理解が大変重要になってきます。自身を振り返って何が得意で、何が苦手なのかを面接官にしっかり伝えること。自分の特性は何なのか?それに対してどういった対処法を講じているのか?体調管理はどうしているのか?がよく聞かれる質問です。会社によって基準は違うので絶対的なものはないですが、何かの参考になれば幸いです。

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tkbn

40代男性。30代半ばでうつ病を発症。40代になって発達障害の疑いありと診断される。就労支援機関で自分の特性について学び、最後の就活を終えコラムを書いています。趣味は鉱石収集。年2回大阪・京都で行わるミネラルショーや即売会に行って、気に入ったものをコレクションするのが楽しみですが、部屋で飾る場所が無くなっているのが最近の悩みです。

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