私がうつ病になったわけ〜仕事へのモチベーションがないまま続けた結果(後編)

仕事

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前編からの続き。環境や様々な変化に対応できない私が、働き続けていくことは大変でした。我慢の限界は心の崩壊を招き、うつ病になりました。

さらなる追い打ち

仕事へのモチベーションがないまま、ただただ毎日の仕事に追われていました。唯一の救いは、職場環境や同僚には、ほとんど変化がなかったことです。

そんな中、親会社の社員と合同で中堅社員研修が行われました。親会社と子会社の間にも文化の違いがあり、同じ業種であってもターゲットの顧客層が違います。研修は、今後の会社の発展に向け、中堅社員として何をすべきかを考え、グループで発表するという内容でした。仕事に対するモチベーションなどなかった私には参加すること自体が苦痛でしかありませんでした。会社の変化に気持ちが追いついていないことを素直に研修の講師(親会社の上層部)に話しましたが、何故できないのかと責められ、気持ちなど関係ないと言われるばかりで、できない私が悪いとしか受け取れませんでした。研修後はかなり落ち込んだのを今でも鮮明に覚えています。

それでも辞めることができない現実

人事異動や退職する人がいても、増員はありませんでした。必然的に仕事が割り振りされて増えていきます。仕事量が増え、残業が増え、それに伴い私の体調が崩れる日も多くなりました。朝は起きられなくなり、1日休めないので、午前休を頻繁にとるようになりました。特に月曜日は休みがちになり、朝の用意が済み、後は家を出るだけの状態になっても、行けない日が出てくるようになりました。休んだ分の仕事は溜まっていくだけなので、毎日22時〜23時頃まで残業し、疲弊していくばかりでした。

なのに、仕事は辞められない。生活費を稼がなくては生きていけない。それだけが唯一仕事を続ける意味でした。

ストレスチェック

そんな時、会社はストレスチェック制度を導入し、社員全員が受けるものでした。私はたぶんひっかかるだろうなと思いながら受け、予想通り、病院で受診してくださいとの結果がでました。以前、精神科に通った時、長い待ち時間の上に5分にも満たない診察時間、薬の効果を感じなかったこともあって、受診する必然性を感じていませんでした。でも、気にはなっていたのでしょう。インターネットでうつ病チェックをするようになっていました。やる度に、受診を勧められる回答でした。それでもまだ病院に行く気にはなれなかったのです。

ついに感情のコントロールができなくなる

仕事上、トラブルを抱えることも頻繁にありました。その都度、自分で解決していました。というのも、上司に相談できなかったのです。仕事ができないと思われたくない、こんなことも解決できないのかと思われたくない一心で、よっぽどの事が起きない限り、報告しかしていませんでした。

私が担当になって間もない顧客から値下げ要求を受けました。今までと同じように、自分で解決できるものと思いこみ、そこまで深刻な事案でもないと考えていたのです。ですが、私の範疇を超えるトラブルとなっていきました。そこで初めて直属の上司に相談しましたが、曖昧な回答しか得られず、到底対応できるものではありませんでした。何度も上司と一緒に顧客訪問し、改善策を模索しましたが、顧客の納得を得られるものはありませんでした。部内の会議でこの案件について私が報告していると、上司から「こんな時にヘラヘラしながら話しをするんじゃない」と怒られました。私自身、そんなつもりは全くなかったので、ショックのあまりパニックになりました。この一言で今まで我慢していたものが全て崩壊してしまったのです。もう感情のコントロールはできなくなり、涙が止まらなくなりました。

それまでも目の前にある仕事をひたすらこなし、締め切りの近いものから処理をしていくだけで余裕など全くありませんでした。さらにこのトラブルを抱えたことで、もう限界に達してしまったのです。

それからの日々、私はパソコンを打ちながらも涙を止めることができませんでした。自席に座っていることさえできなくなり、全く仕事になりませんでした。そして、やっと仕事を辞めようと決意したのです。

受診してうつ病の診断を受ける

仲良くしてもらっていた先輩に仕事を辞めたいと伝えると、先ず病院に行くように勧められました。辞めるのはそれからでも遅くないと。上司からも病院へ行くように説得されました。それでも、病院へ行くことに抵抗があり、受診するまでに1ヶ月もの時間がかかりました。

病院で、これまでの経緯を泣きながら話しました。すぐに休職するように言われ、うつ病と診断されました。ストレスチェックなどで、私はうつ病だろうなとは思ってはいましたが、実際に診断されるとショックを受けたのも事実です。

診断書を会社に提出して休職する手続きをし、仕事の引き継ぎを1週間で行ってから、休職することになりました。

最後に

私のうつ病発症までを振り返ると、もっと早い段階で手を打っていれば、後に2年半もの休職期間を経て退職するまでに至らなかったかもしれません。消えてなくなりたいと思うことも、何度もありました。同期のことがあったので、そこだけは踏み止まることができたのは良かったと思っています。経済的なことや生きていくために仕事をしていましたが、結果的に一人で抱え込み、病気になりました。ここまで自分を犠牲にする働き方はもう二度としたくありません。これからは、自分を大切にしながら働き、過ごしていこうと思います。 

Plumeria

Plumeria

新卒から総合職の営業として働き、会社の変化の流れについていけず、入社14年目にしてうつ病を発症。2年半の休職を経て復職するも、休職前と同じ業務をこなすことを求められ、対応できずに退職に至る。学生時代にホームステイをし、英語圏への海外志向が強かったため、ストレス発散と癒しを求め旅行するのが楽しみであったが、徐々にその気力も無くなっていき、現在はハワイに行くことを目標に日本でハワイ文化に触れ合うことを趣味にしている。

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