「生きる冒険地図 — 子ども×チアキ×ぷるすあるは」〜東京・国分寺にて展覧会開催!

イベント

オリジナルの絵本や情報サイト制作を通して、精神障害や疾患を抱える子どもや家庭を応援するNPO法人「ぷるすあるは」。新刊となる「生きる冒険地図」の出版に合わせ展覧会を開催する運びとなりました。

会場となるのは東京都国分寺市にある「カフェスロー」で、5月24日から6月5日まで行われます。一部日程ではライブペイントやトークショーなどのイベントがございます。

今回はイベント告知とともに、主催である「ぷるすあるは」の活動についてご紹介しましょう。

「ぷるすあるは」のメインコンテンツ

「ぷるすあるは」は精神科医や看護師を中心に構成されており、後述する「チアキ」さんもまた精神科の看護師です。メインコンテンツはオリジナル絵本と情報サイトで、これらを通じて精神障害や精神疾患(こころの不調)や発達障害(発達凸凹)に悩む子どもや家族全体を応援するのが主な活動です。

具体的には精神障害などの正しい知識や現状を発信し、多くの人に周知してもらうことで応援に繋げていくスタンスです。サイト内では、子ども・保護者・学校の先生など多くの層に向け、それぞれの立場で望ましい対応について挿絵を交え分かりやすく解説しています。挿絵も文章も優しくて柔らかい仕上がりとなっておりますので、どなたでも気軽に読み進められることでしょう。「一人で抱え込まないで」という一貫したテーマもまた特徴で、ほぼ全ての解説ページに書いてあります。

今度の展覧会にもなっている「絵本」コンテンツは、子どもだけでなく保護者や保健室の先生など、こちらも様々な層が読めるよう仕上がっています。親がうつ病やアルコール依存症になった子どもの視点というシチュエーションもあり、精神科医による踏み込んだ解説もついていて、単なる啓発絵本に留まりません。

「チアキ」の描く世界

「ぷるすあるは」の絵本は常に2人のクリエイターが携わっています。一人は専門的な解説を行う精神科医「キタノ」、そしてもう一人は絵とシナリオを担当する精神科看護師「チアキ」です。

チアキさんの作品に出てくる子どもたちは、子ども時代の自分と精神科看護師として出会った子どもたちから着想を得ています。子どもが当事者で来院することもあれば、保護者が当事者ということもあります。そうした経験から、チアキさんの絵本には「自分のせいで親に元気がないと思い込む子ども」と「子どもに『あなたのせいじゃないよ』と言ってくれる大人」が頻繁に登場します。保護者が当事者だと子どもは自分に責任があると感じて塞ぎ込みやすいと知っているため、敢えてパターン化しているものと思われます。

展覧会のメインとなる「生きる冒険地図」でもMIRU・IRUという2人の子どもが描かれています。彼らは自分や家族のことで悩む子どもではなく、寧ろそうした生きづらさにもがく子どもたちの案内役として登場します。

展覧会の目玉「生きる冒険地図」とは?

「生きる冒険地図」のターゲットとなるのは、周りの大人に頼れる人間がおらず常に生きづらさを抱えている子どもです。精神的孤独に苛まれる生活を「冒険」と捉え、冒険を生き抜くための拠点や自他の挙動を振り返る「地図」として子たちを応援します。それだけでなく、辛い生活を楽にしたり悪い大人から自分を守ったりする心構えなども記されており、個人的には冬山登山のマニュアルらしい印象を受けました。だからこそ「冒険地図」と冠しているのでしょう。

冒険からの生還だけでなく、その果てに広い世界へ進出できるさまが「広い世界がまってるし」で描かれています。高校進学から人間関係が一新され、豊富な選択肢が待っていることを示唆した絵です。「中学校でくじけずに勉強すれば進路は広がる」「生きたい高校へ行くために踏ん張って!」と、基本優しい呼びかけや問いかけの多かったチアキさんにしてはかなり現実的な文言が却って目を惹きました。

チアキさんは「子どもたちにはまだまだ注目されていないのが現状。この作品を通して、多くの方々に生きづらさを抱える子どもたちのことやこのアート活動について知ってもらいたい。」と意気込んでいます。

「生きる冒険地図」の絵本そのものは、今年5月末に学苑社から出版されます。5月8日からぷるすあるはのオンラインストアでも受付を開始しますので、気になる方は公式サイトをチェックするとよいでしょう。

カフェスローの展覧会ではイベントも企画中!

さて、展覧会が行われますカフェスローでは、一部日程に限りますが、トークイベントやライブペイントといった特別なイベントが催されます。特に6月4日のトークイベントでは、チアキさんは勿論、中津川浩章さんや東ちづるさんも登壇し、活動の理由やアートを通じて見えるものなどをテーマにトークが行われます。

会場のカフェスローは、東京都国分寺市の国分寺駅を南口から出て徒歩5分で着きます。下記にイベント詳細や公式サイトのURLを載せていますので、興味がわきましたらそちらもご参照ください。

[5/24-6/5] 展覧会「生きる冒険地図ー子ども×チアキ×ぷるすあるは」 – 子ども情報ステーションbyぷるすあるは
https://kidsinfost.net/irumiru-exhibition/

【Facebook】Let’sまぜこぜ!アートのチカラを語ろう
https://www.facebook.com/events/429729304263543/

障害者ドットコムニュース編集部

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