ペアレント・トレーニング〜子育てに悩む親への支援②

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障害を持つこどもの親(保護者)は、多くのストレスを抱え、子育てに悩んでいます。前回のコラムでは、こどもとの関わり方を学ぶ家族支援・プログラム「ペアレント・トレーニング」の概要についてご紹介しました。今回は、3つのトレーニング内容についてご紹介します。

ペアレント・トレーニングの特徴を比較

ペアレント・トレーニングは、自治体/病院/児童相談所などの児童施設/学校などの教育機関でも実施されています。いろんな種類がありますが、今回は主流の奈良・精研方式、肥前方式、鳥取大学方式の3つを比較しました。

障害をもつこどもと家族が陥りやすい悪循環

発達障害をもつこどもは、不注意や理解力の不足など様々な障害特性から、叱られることが多くあります。こどもは、それが積み重なって自己肯定感が下がり、非行/不登校/いじめ/家庭内暴力/引きこもり/精神障害などの二次障害につながってしまうことがあります。

また、親(保護者)は、叱っても言うことを聞かないこどもに対して、その対応の難しさにストレスを感じてイライラし、また叱ってしまいます。このような悪循環に陥ってしまうと、抑うつ状態などの精神症状が発症され健康を損ないます。そして親子関係はますます悪化してしまいます。

まとめ

ペアレント・トレーニングは、こどもの行動に着目し観察・分析を行うことで、親子で障害特性の理解をすすめます。グループ・ワークでの情報共有や環境の調整などの対策を考え、こどもの好ましくない行動の変容をはかります。そのための効果的な指示の出し方は、親子ともに家庭での実践やロールプレイでの練習を繰り返しながら学びます。

こどもは、叱られることが減りほめられることが増えると、自己肯定感が上がります。
親は、こどもの好ましくない行動が減るとストレスが減り精神が安定します。また、参加者どうしで、子育ての不安や悩みを共有することでしんどさを軽減させるピア・カウンセリングの効果も期待できます。ペアレント・トレーニングは、悪循環を断つことで、親子関係を改善し、子育ての自信を取り戻すためのプログラムです。

参考文献

市町村が実施するペアレント・プログラムに関する調査について みずほ情報総研株式会社
https://www.mhlw.go.jp

子どもの好ましくない行動にまつわる悪循環の回路 一般社団法人全国地域生活支援機構
https://jlsa-net.jp

ペアレント・トレーニングとは SSTのコーチング1
https://www.sst-coaching01.com

鴫野丈

鴫野丈

浅草生まれ、浅草育ち。アップル・コンピュータのマッキントッシュが発売された年に生まれる。ADHD+双極性障害あり。趣味は、BMXと腹話術。南港に時折出没します。

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