その就職、オープンにする?クローズにする?

仕事

出典:picjumbo.com

障害者が就活をするにあたって、ぶち当たる壁…。それは、障害をオープンにして働くか、クローズにして働くかです。私の場合は手術の跡がどうやっても隠し切れないのと、最初は黙っていてもいずれボロが出てしまうだろうという考えから、「障害をオープンにして働こう」と計画しています。

オープン?クローズ?

自身の障害をオープンにして働く主なメリットは、体調や通院・服薬への配慮が得られることと、就業中に障害がバレるか・バレないかという事を考えながら働かなくて良いという点です。逆に、デメリットは障害者求人といえばコツコツとした作業の求人が中心となっている場合が多いので、そういった業務内容が苦手な人にとっては就職先の選択肢が狭まってしまい、就活の難易度が上がってしまう可能性があります。そして、クローズでのメリットは主に、給与面が一般と変わらない部分や、一般枠での挑戦が出来るなどという点です。さらには、障害をオープンにしながらも企業に配慮を要求しないオープンクローズというものもあります。

アルバイト遍歴

ここで、身体障害者である筆者のアルバイト歴を書いていこうと思います。

まずは人生初のアルバイトである、ファミレス。こちらは自分の障害をオープンにして働きました。そのアルバイト先に知り合いがいたこともあり、障害うんぬんのお話は、驚くほどスムーズに進みました。しかし、障害者だから、という事で勤務時間が2時間と極端に短く、自分としては労働時間・給与面を含めて、全く物足りませんでした。

続いては、大手回転寿司(チェーン店)。クローズでした。ここから労働時間は一気に自由になり、自分の体力や能力の可能性を探りたいと思いました。収入を増やし、欲しいモノを買って、貯金もちゃんとしてという生活を目指して、馬車馬のように働きまくりました。そうやって半年ほどそう過ごしているうちに、入院してしまいました。診断名は、チアノーゼでした。

お店の繁忙ピーク時に伴う緊張感や、重い物を運びまくった結果です。あの、夜間病棟の姿見に映った、「え?これ誰??」と思うほど真っ青な自分の顔面は、10年以上経った今でも、忘れもしません。そして退院し、しばらく経ってから、またクローズでのアルバイトが続きます。

ちなみに、その間に何件かアルバイトの面接で障害の事を開示したこともありましたが、受かりませんでした。面接を担当した店長はこう言いました。「責任を取りたくない」と。私はそれにブチギレて、さらにクローズでのバイトにのめり込んでいきます。

相手を知り、己も知る

前述したように、当時は今よりも若かったというのもあり、無茶し放題でした。そうして他にも掛け持ちやら何やかんや色々なアルバイトを続け、再びオープンでの仕事である契約社員という場所に収まるかと思いきや、収まりませんでした。そこに、配慮は無かったのです。いや無かったというか、上層部に私が障害者だという事すらも伝わっていなかったようです。もう、何年も前の事だという部分もあるかもしれないが、やはり、障害者という者への理解が無かったのだと思います。そして、こちらの下調べも甘すぎました。そこは、賃金の天引きやパワハラなどが横行するとんでもないブラック企業だったのです。

障害者の就活では、給与面だけではなく、自分の体力に合った労働時間であるかという部分も、重要な要素です。事前の企業研究も大事であるという当たり前な事が、ここでやっとわかったのでした。

まとめ

私は障害者であっても、自分の能力を発揮しながら自由に働きたいと考えています。しかし、簡単にはいきません。自身の障害の開示を行うのか、行わないのかによって変わってきます。

オープン、クローズ、労働するにあたって自分はどちらで働きたいのか、そして現実的に働いていけるのか、自分らしく生きていく為には何が必要なのか。いざ、働くとなった時、自身の障害とどう向き合うのかを、しっかりと考えることが大切だと思います。

あおめ

あおめ

大阪府出身。先天性の身体障害(心臓弁置換・ペースメーカー)とADHD(抑うつ)を持つトーク好きなアラサーです。趣味は音楽、マンガ、ゲームなど。規則正しい生活はもちろん、お散歩や姪っ子と遊ぶことも大事なセルフケアとなっています。

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