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睡眠外来で睡眠障害を改善しよう〜不眠症の原因「むずむず脚症候群」とは?

出典:http://www.ac-illust.com


睡眠障害は、起こっている症状は、説明すれば理解してもらうことはできます。しかし、原因は、人それぞれで細かく分かれます。今回は、睡眠障害を専門的に扱っている睡眠障害専門外来で受けられる検査を紹介します。不眠症の原因になる「むずむず脚症候群」とはどんな病気なのかをみていきます。

睡眠障害の種類



睡眠障害の種類は、下記のようなものがあります。

・不眠症(入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害)
・過眠症(ナルコレプシー・居眠り病・日中の異常な眠気)
・睡眠覚醒リズム障害(昼夜逆転)
・睡眠時無呼吸症候群
・激しい寝言・いびき・寝相
・むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)



睡眠外来の検査の種類



①終夜睡眠ポリグラフィー検査

1泊入院して睡眠中の脳波、眼球、筋肉の動きなどを調べる検査です。夜来院して、着替えや洗顔などをすませ、機器を身体にとりつけます。耳や頭などに電極を貼りつけ、脳波、眼電図、筋電図などを記録します。隣で睡眠検査技師が常時モニタリングしながら、状態を記録します。

この検査は、睡眠の種類、深さ、時間、睡眠中の体位、いびきの強さなど、夜間睡眠の特徴がわかります。ナルコレプシーと合併することもある睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害も検査ができます。


②MSLT検査(睡眠潜時反復検査)

睡眠ポリグラフィー検査を行った翌日に、同じような検査を数時間おきに20〜30分ずつ繰り返します。昼間の眠気の程度を測定するテストです。

検査結果から、薬物療法や睡眠日誌などを利用したり、生活習慣の指導をして、不眠症の治療を行うこともあります。生活習慣を工夫して変えることによって、改善がみられることもあります。

(例)
・規則正しく生活をして、毎日ほぼ同じ時間に就寝し、起床する。(睡眠・覚醒のパターンを毎日一定のリズムにする)
・決まった時間に昼寝をとる。長時間ではなく、短時間の昼寝をするようにする。

受診をするときは、紹介状(診療情報提供書)をもっている方が優先されます。ただし、不眠が他の原因で(身体、精神科的疾患の随伴症状としたもの、発達障害など)は、その治療が優先されるため、診療の対象外になることもあります。


むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)とは?



日本人の有病率は2〜5%と言われていますので、珍しいものではありません。中高年で急激に増加し、加齢によって高くなる傾向にあります。また、女性の方が男性よりも多くなっています。これも入眠障害、熟睡障害、中途覚醒など睡眠障害の原因としてあげられています。

主な症状
・寝ようとすると、脚の奥の方に蟻やミミズが這っているような、気持ちの悪い感覚が現れて、なかなか眠れなかったり、何回も目が覚めてしまう
・夕方から夜にリラックスしていると、脚に違和感を感じるが、動き回るとその感覚がなくなってくる
・脚の不快感による不眠症で、疲れやすくなったり、不安を伴ったり、抑うつ的になってしまう
・日中、長い間じっとしている必要があるときに、脚がむずむずしてきて動かさずにはいられなくなる(アカシジアとは全く別物です)
・周期性四肢運動障害も伴っていることもある



日本睡眠学会では専門的な検査や高度な治療を行っている睡眠外来に対して「睡眠医療認定医」を認定しています。睡眠障害で困っている場合は、睡眠医療認定医からかかりつけの睡眠外来を探して、定期的に通院して治療を受けるとよいでしょう。

障害者ドットコムニュース編集部

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