発達障がい〜神からの贈り物〜

『自分で自分のことを決めること、これが自立』(『発達障がい~神からの贈り物~』第36回)

発達障害

unsplash-logo Timothy Eberly

『発達障がい ~神からの贈り物~』 第36回 <毎月10日連載>

秋も深まりようやく紅葉が見られるようになったと思えば朝晩は冬を思わせる寒さ。皆さま、体調管理は大丈夫でしょうか?

数年前までは冬鬱に悩まされた私は、冬を迎えるこの時期が苦手でした。しかし、今はほぼ毎日のようにスポーツを楽しんでいます。屋外でのスポーツは春と秋が快適。ちょうど10月いっぱいで就労支援事業所を退職して、時間に余裕ができてので、水泳、ジョギング、野球のトレーニング等々毎日汗を思いっきりかけています。

同時にラグビーやサッカー、野球の国際試合も多い時期で大いに刺激を受けています。

さて、先程仕事を辞めたことは伝えましたが、次の仕事の準備で介護や障害福祉の勉強も同時に行っている最中でもあります。

このコラムでは私の鬱の経験やピアカウセリングを通して学んだことなどを主にお伝えしてきましたが、福祉の教科書に目を通してみると表現は違えど内容は同じことばかり。介護のテクニックなどは経験がないので仕方ないが、メンタルケアにおけるパートでは自身のなかにベースがあるので新たな引き出しを増やせそうな、そんな風に楽しみながら学べています。

その中の一つで、自立支援の3段階というものがあります。自己選択、自己決定、自己遂行の3段階で、文字のごとく自分で選んで自分で決めて、自分で行うこと、そのものです。

これまでの福祉現場や自助会で多くの当事者や家族と会ってきましたが、上記の3段階を積極的に行える当事者は極めて少数、更に子供の人生を強制的に決める親…、利用者の苦手なことをやってあげることに満足感を感じる福祉職員…、目に入るもののほぼ全てが自立支援ではなく過剰支援を求める当事者とそれに積極的に応える支援者。これはもはや支援ではなく自立を阻害するものではないだろうか?

私のコラムのバックナンバーをお読みいただければ解ると思うが、支援側や当事者の家族自身が人生を楽しむことが自立支援に最も必要なことだと述べてきた。人生を楽しむことは、即ち自分で責任を取ること。自分で責任を取れるから楽しめる。自分で責任を取ることは自己選択、自己決定、自己遂行を行えている証拠。自立支援を行うもの自身が自立できなくて、当事者が前を向いて自立しようと思えるだろうか?

自立支援の3段階以外に自己実現を成すためのマズローの5段階欲求や幸せの価値基準を国連主導で図解したICFなど、他にも皆さんとシェアしたい内容は多くあるが、機会があれば次回以降で取り上げたい。

私の次の仕事は年始あたりからと考えています。年内いっぱいは一所懸命人生を楽しみ切りたいと思います。さあ、走るぞ!

公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

いずみハッタツ友の会代表 就労継続A型事業所職員、高知大学農学部卒
放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営など職を転々とする。10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在は福祉職員として当事者目線での支援を行う傍ら、ピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

発達障害

関連記事

人気記事

施設検索履歴を開く

最近見た施設

閲覧履歴がありません。

TOP

しばらくお待ちください