良い施設とは?~重度身体障害者から見た支援施設の問題

身体障害

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(このコラムは伝の心を使って書かれています)

最近の大きな障害者施設では放課後デイサービス、デイサービス、ショートステイ、就労支援、訪問看護、訪問ヘルパー、入所施設、グループホーム、計画相談など一つの事業所が様々なサービスを提供してくれる障害者施設も増えてきました。

まとまってサービスが受けられて楽だという考え方もあります。でも、私は生活の中で複数の事業所を使っていて、特に計画相談(介護保険だとケアマネージャー)は自分の支援とは全く関係が無い事業所を使っています。

計画相談は別の事業所に任せたらいいと思います。専門性の高い事業所だと自分に合ったサービスを選んで支援プランを立ててくれます。ただ、大きな障害者施設だとなかなか他の事業所まで考えて支援プランを立ててくれる計画相談員が少ないのが現状で、限られた福祉資源をフルに使うためには計画相談が凄く大事です。

それから最近の社会の流れとして、個人情報の保護や人権の尊重が盛んに言われるようになっていますが、これは本当に個人を大切にしている事になるのでしょうか?

色んな施設を利用してみた個人の感想ですが、個人情報の保護や人権の尊重に熱心な施設に限って余りろくな施設がなく、雰囲気が暗い施設が多かったです。

誤解のないように書くと、個人情報の保護や人権の尊重はとても大事な事ですが、それに囚われすぎると本来の「人と人との関係性」が築き難くなります。だから暗い施設が多いのではないでしょうか?施設は「人と人との関係性」で成り立っているので、関係性が築き難い施設は確かに暗くて居心地が悪かったです。

私が毎日通っている施設は比較的に職員が若いので、介助の技術はそこまでですが、真剣に向き合ってくれるので居心地は良いです。

極端な例ですが、同じ事を繰り返してしまう知的障害のある利用者と真剣に向き合わず、放置してしまう施設もあります。放置の理由としてもっともらしくよく言われる事が「本人の意思の尊重」「障害の事は触れないように」。でもそれで、放置するのはおかしいですし、放置した時点で施設の「信念」が消えてしまうと私は思います。

知的障害があると同じ事を繰り返す事もありますが、真剣に向き合う事によって、双方に何か化学反応があるような気がしますし、周りの人も居心地が良くなると私は感じます。

最近の施設は障害に触れるて傷つけてしまう事を恐れ、本人と向き合う事が少なくなり、「人と人の関係性」が築き難くなってきいる気がします。

宮村 孝博

宮村 孝博

1974年10月22日 誕生
1980年 城山養護学校小学部(現在城山特別支援学校)に入学(丁度その前年に、障害者の義務教育が開始)
1992年 城山養護学校高等部商業科卒業。と同時に、父が運営する関金型に就職。母の手を借りながら、部品加工のプログラムを作成。
2003年 父が亡くなり失業。母も足の難病に罹り、障害者二人暮らしが始まる。
2006年 「伝の心」と出会う。
2017年 「夢を叶える145」ライターデビュー 「チャレンジド145」プロデュース
趣味:囲碁、高校野球観戦
春と夏の甲子園の時期はテレビ観戦のため引き篭もり生活

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