台湾で絶対に言ってはならない言葉「幹(ガン)」について

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Photo by Joshua Hoehne on Unsplash

どの国の言語にも、単に強い侮蔑の意味を持つため気軽に発してはならない禁忌と言うべき単語が存在します。グーパンチで返されても文句が言えないほどの単語ですが、旅先などでの無用なトラブルを避けるためには敢えて知っておかねばなりません。

台湾(繁体字)では「幹(ガン/Gàn)」がそれにあたり、詳しい人が言うには「英語なら『F**k』に相当するだろうが、日本語だと翻訳できる言葉が無い。『クソッタレ』『畜生』と訳したのを見たが、まだ甘い」「かなり俗語的な言葉で、使いようによっては(強い)侮蔑の意味にもなる」くらいの言葉だそうです。

とはいえ実際は、「~する」「~をやる」という意味の(卑俗な)言葉になることもあります。例えば「在幹嗎?(ザイガンマ)」は「何してんの?」くらいの気軽な問いかけになっています。それでも初対面にタメ口をきく失礼な旅行者には思われそうな気がしますが。

本当にタブーなのは「幹(ガン)」の一文字だけ言い放つことで、先述した強い侮蔑語となってしまいます。「幹(ガン)」だけ言い放つのは、精々ネット上のふざけ合いではあるかもしれないくらいで、いい大人がリアルで発することはまずありません。もしリアルで言うようであれば教養や人格を疑われ、言われた方から殴り返されても文句は言えないレベルの暴言だとされています。「幹(ガン)」ひとつで喧嘩や暴力沙汰になっても不思議ではないという事です。

侮蔑語としての強さを窺わせるエピソードとして、「“新幹線”や“東幹久”の字を見てビビった」と語る台湾出身者もいます。台湾では、真っ当な大人はまず「幹(ガン)」の一文字だけを相手にぶつけるようなことはなく、そういう大人は無教養かやくざ者か、いずれにせよまともな人間ではないとされます。

台湾の「幹(ガン)」に相当する禁句は、世界中どの言語にも存在すると思います。日本語にも必ずあるでしょう。ネット上は百歩譲ったとしても、リアルで言い放ってしまえばたちまち教養や人格を疑われる、そんな汚い侮蔑語。誰もが絶対に一つや二つは知っている筈ですが、具体例を挙げる必要はありません。例を挙げるには汚い言葉を吐かないといけませんからね。

参考サイト

台湾人がよく使う言葉|日本台湾教育センター
https://tecj.tku.edu.tw


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遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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