職業リハビリテーションとは?

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出典:https://www.photo-ac.com/


就職するために訓練を受けたいけれどどうすればいいのか不安に思っていらっしゃる方もおられると思います。今回は職業リハビリテーションについてご紹介したいと思います。

職業リハビリテーションとは?



職業リハビリテーションは、障害のため、職業に就くことや、維持することが難しくなっている方にも、職業を通じて社会参加と自己実現、経済的自立の機会を作り出していく取り組みのことです。


職業リハビリテーションについての活動内容



職業リハビリテーションの推進に向けた主な機関には、ハローワークや福祉事務所があります。

主な活動内容は次の5つです。

①職業相談
②障害者向け求人の確保
③雇用率達成指導
④障害者雇用率達成指導と結びつけた職業紹介
⑤関係機関との連携



福祉事業所の支援について



主な支援には次の5つがあります。

①職業訓練
基本的な労働習慣の習得、作業遂行能力の向上、コミュニケーション能力、対人対応力の向上を目指します。

②能力開発
「公共職業訓練」や「障害者の態様に応じた多様な委託訓練」があり、障害特性や就職に必要な知識・技能の内容に応じて、また、企業の人材ニーズに応じて多様な訓練プログラムがあります。

③職場適応訓練
ハローワークが雇用を前提とした「職場適応訓練」を会社の事業主に委託して行います。

④障害者試行雇用事業
ハローワークが障害者雇用の取り組みが遅れている事業所に対して、短期の試行雇用を通して事業主が障害者を継続して雇用することを目指します。

⑤職場適応援助者支援事業
障害者の職場適応を容易にするために、有資格のジョブコーチが職場に出向いて、職場で生じるさまざまな課題を改善する支援を行います。


その他の様々な支援について



障害者就業・生活支援センター
課題に応じて、就業支援担当者が協力して、就業面および生活面の一体的な支援を行います。

地域障害者就労支援事業
就職の準備段階から職場定着までの一貫した支援を実施しています。就職を希望する障害者に対し、ハローワークを中心に、就職の準備段階から職場定着までの一貫した支援を行います。

精神障害者等ステップアップ雇用
精神障害や発達障害の障害特性を踏まえて、週10時間の就業時間を仕事や職場への適応状況等を見ながら、徐々に伸ばしていくことで常用雇用への移行を目指します。

精神障害者総合雇用支援
新規雇入れ、職場復帰、雇用継続などのさまざまなニーズに対して、精神障害者と精神障害者の雇用を目指す事業主の双方に対して、総合的な支援を行います。

若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラム
ハローワークが発達障害等の要因によりコミュニケーション能力に困難を抱えている若年の求職者に対しての総合的な支援を行います。



いかがでしたでしょうか。職業リハビリテーションを受けることで、就職やリワークにつながることが多くあります。就労に関して不安や焦りを感じていらっしゃる方は職業リハビリテーションを利用することを検討してみてはいかがでしょうか。

時雨

時雨

20代女性です。大学卒業後、統合失調症を発症し、現在就労移行施設に通っております。
猫が大好きで、1歳のアメリカンショートヘアーを飼っています。
皆様のお役に立つような記事が書ければ幸いです。
それではよろしくお願いいたします。

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