発達障害をもつ私でも夢を持ち続けている

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出典:https://www.photo-ac.com

夢を追う人ってとてもかっこいいですよね。前向きでいつも努力をしている人のことです。
しかし、障碍者の中には障害をあることを理由に「夢が叶わない」と決めつけている人がいらっしゃいます。それは大きな間違いだと思っています。

そこで今回の記事では、障碍者でも夢を持つべき、ということと、私が日々やっていることをお伝えします。

障害者と夢

障害特性は確かに本人にとって快適に生きるのに邪魔になるかもしれません。
しかし、その壁は夢への道を塞ぐことはありません。もちろん、本人の努力と考え方あってのことですが、障害があるからという理由で夢をあきらめるのはかなりもったいないのです。
どんな夢(目的)を設定するのかにもよりますが、実現できる可能性がある夢であればとことん突き進めばいいと思っています。

例えば統合失調症だけど広々とした大地に住みたい、とか、ペットを飼いたい、とかですね。
自立できるための「工夫」を怠らなければ、うまくやっていける場合が多いです。
というか、障碍者も健常者も自立のために何かしら「工夫」はしています。
夢を追う権利は誰にでもあります。

しかし、非現実的な夢はかえってあなたを苦しめる毒になりかねません。例えば重度の視覚障碍者が「バスの運転手」になりたい、という夢は非現実的ですよね。これは簡単に想像できると思います。
言葉もコミュニケションもままならない人が営業マンになりたい、という場合も同じく。
非現実的な夢をもつことで、自分の無力さを感じてしまい、うつになり、実現できない事への怒りを感じかねないのです。これだけは避けたいところ。

夢を持つにあたって大事になるのは、「自分の能力と限界」を分析する思考です。自分にピッタリな夢を持てれば、生きる気力がわいてくるというものです。

夢を持つという事

そもそも夢を持つ、というのはどんな状態だと思いますか。夢と言うのは目的で、自分の着地点でもあります。そうです。夢を持つというのは、着地点を設定するということ。この着地点って、あるのとないのとでは精神状態が大きく変わるんです。
イメージですがまず、夢に向けてジャンプします。その間ふわふわ手ごたえなく、空中を漂う存在になっていて、おそらくこの時が一番つらいと感じやすいと思います。
夢をもたない方って、空中をふわふわなんとなく漂っているのが当たり前になってしまい、どこに着地するのかすら決めていないことが多いのです。
だから、今まで積み重ねてきた日常が一点に集約され着地する、という感覚を想像してみてください。
そのプランが明確になると、本当に人は動けるようになります。目的に向かって頑張れます。
モチベーションは向上し、活発になり、気持ちが自然と前向きになります。
「夢」というものほど人を突き動かす薬はないでしょう。

もし、なんとなく生きているのであれば、その曖昧な日常から脱してみませんか?

私の場合はどうしているか

私にも夢があります。それは英語を学び、土地が広い海外で過ごす事です。
自閉症スペクトラム障害と診断された私ですが、できることはすべてやるようにしています。
実際に取り組んでいる事は、英語のリスニングとリーディング、スピーキングの練習をしたり、外国人の友人をつくってチャットしたり、お金を貯める方法を模索していたりすること。
むろん、気分が滅入ったり衝動的な行動にはしることもありますが、そういうときこそ「それは夢を叶えるのに無駄なこと」と自分に言い聞かせています。それが難しいなら「すべきこと」だけをメモに書き出し、書かれてあることだけを実行するように習慣づけています。

このように、発達障害だろうがなんだろうが、工夫を凝らせば前に進める事ってあるのです。
「私は障害あるから…」と嘆く前に、できそうなことからやってみるときっと道が開けます。そして、できた事実を喜ばしくも感じられます。

最後に

夢を叶えるために今できる事、っていうのは障碍者健常者関係なしにあるものなのです。
障害を理由に諦めてばっかりの人生なんて、非常につまらないじゃないですか。
何度も言うように「夢を追う権利」も「夢を持つ権利」も誰にだってあります。
無気力な日々を送ってしまっているのであれば、一度自分の能力を分析し、実現可能な夢をつくってみましょう。
一度きりの人生を有意義に使いましょう。

Yuki

Yuki

精神的に不安定になりやすい日々を送りつつも、自分らしく生きる方法を模索している20代女性です。趣味は、イラスト制作、英語学習、ブログ運営などです。このブログでは体験した事や学んだことなどを共有できたらと思います。

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