システムエンジニアがうつ病になりやすいのはなぜ?

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unsplash-logo Nikita Kachanovsky

元システムエンジニア、コウです。システムエンジニアやプログラマは、一般的にも専門家の意見としても、うつになりやすい仕事として有名になってしまいました。デスクワークや技術者は他にもいるのに、なぜこんなにシステムエンジニアだけうつになる人が多いのでしょうか。

勉強してもすぐ古くなってしまう

IT業界は昔から「ドッグイヤー」といわれますが、これは「犬が年を取るのが人間の4倍ほどであるのと同じように、IT業界は進歩がものすごく早い、という意味で使われています。みなさんも、思い当たる節がないでしょうか、毎年性能が上がっていくパソコン、綺麗になっていくゲーム画面、SNSに追加されていく機能…。プログラムはコンピュータの中身の話なので実感しにくいかも知れませんが、こちらも同じように、ものすごい速さで進歩していっているのです。しかし、新しい技術が出てくるということは、古い技術は必要とされなくなるということです。あることを実現するために、長い時間をかけて勉強した技術は、ときに新たに登場した技術に置き換えられてしまい、不要になってしまう、ということも少なくありません。そして、新たな技術を勉強しなおす…ということを繰り返すことになります。

勉強する範囲が広いから

昔はひとつのシステムを作るには、いくつかの職種の人が協力する必要がありましたが、現在では、1人がいくつものスキルを身につけなければいけません。プログラム言語も複数に渡り、仕事量も学習量も格段に上がっています。それが、上に書いたように、すぐ陳腐化してしまうのでは、たまったものではありませんよね。

歳をとると最新技術についていけなくなるから

ドッグイヤーで新しい技術がどんどん出てくる世界。上のように必死に勉強しても、歳とともについていくのが難しくなります。昔は「プログラマ35歳定年説」(35歳くらいからついていけなくなり、プログラマを引退せざるをえなくなるということです。今はここまでではないと思います)というものが囁かれていたくらいです。いつついていけなくなるか、ずっとシステムエンジニアとして仕事をしてきたのに転職できるのか…などと考えながら仕事をして、健康な精神状態でいられるでしょうか。

人と話さないし、体を動かさないから

職種や地位にもよりますが、私が見てきたシステムエンジニアは、用がある時以外、朝から夜までまったく話さない人が少なくなかったです。私は1人暮らしなので、1日中まったく口を開かないこともありました。コミュニケーションがないことの辛さは、誰しも味わわれたことがあるでしょう。

また、1日8時間以上座りっぱなしというのは、動物にとってはやはり不自然なことだと思います。エコノミークラス症候群(飛行機に乗って固まった姿勢を長時間つづけていると、血栓ができて血管につまる)を防ぐため、最近はエンジニアの間では時々立つことを啓蒙している会社も増えています。

システムエンジニアは多くのストレス源に囲まれている

いかがだったでしょうか。そのほかにも納期、人間関係、大規模なシステムの、お金など大事なものを扱う部分を任されるなど、システムエンジニアの心を蝕む要素は少なくありません。たしかにうつになりやすい、と言われれば、そうだったかも知れないと感じます。業界のシステムを変えることは難しいですが、せめて同僚とごはんに行ったり、時々立ち歩いてみたりするなどして、自分なりのストレス解消方を見つけたいところですね。自分の周りでは音楽を聴く人、椅子を変える人、リラックスクッションを持ってくる人などが多かったと思います。

コウ

コウ

30代男性。10代でうつの診断をうけ、その後就職もしていたが、30歳頃に双極性障害の診断を受ける。趣味は音楽全般。

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