双極性障害の方のご家族・ご友人の方にお願いしたいこと

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精神障害全般、まだまだ理解が進んでいるとはいえませんが、その中ではまだうつの症状は徐々に知られるようになっています。そういう意味では、誰かがうつのとき、ご家族やご友人は比較的寄り添いやすいと言えるかも入れません。一方、躁状態のときは、周囲に攻撃的になったり、暴言を吐いたりすることも多いため、周囲の理解を得られなかったり、周囲との軋轢を生んだり、疲弊した人々が離れていってしまったりということが起こりえます。このように、躁状態は、ご家族やご友人にとっても、寄り添うのが難しい場面が多い障害だということができるでしょう。そのような中、双極性障害の方の周囲の方は、どのように接すればよいのでしょうか。

「いつもと違う」と思ったら医師に相談する

上のように周囲が疲弊していくということは、同時に本人の精神状態にも悪影響が出かねません。やけにいつもより攻撃的だなと感じたら、早急に医師に相談するようにしましょう。長引くと、金遣いが荒くなったり、不用意に転職を繰り返したりなど、生活方面でも多大な影響が出ることがあるので、ご家族やご友人との関係が致命的に壊れてしまう可能性もあります。

双極性障害は、発見しにくい障害ではありますが、一度合うお薬が見つかれば、安定させやすいそうです(医師談、症状や個人によって異なります)。一方で、放置しておくとどんどん悪化する障害でもあります。家庭や友情を守るためにも、健康を守るためにも、早期発見が大切です。

躁状態のときの暴言や行動を根に持たない

非常に難しいことだと思います。自分が躁状態だったときのことを省みても、躁状態の人の言葉はとてもきついものであることが多いです。ですが、できるだけ「これは病気が言わせているんだから仕方ないな」程度に構えて、あまりまじめにすべてを受け止めようとしないでください。

また、ここで大切なのは、躁状態のときに言われた悪口を根に持って、うつ状態のときに責めてはいけないということです。躁状態でないときの双極性障害の人は、躁状態のときにしたことを悔いて自責の念を感じていることも多いのです。特にうつ状態のときに、そのようなことを蒸し返されては、症状悪化につながります。重ねて、非常に難しく、忍耐力もいることだとは思いますが、受け流して、一刻も早く医師の診察を受けさせるようにしてください。

自殺のサインを見逃さない

双極性障害は、うつ状態から元気になりかけた頃がもっとも危険な病気です。なぜなら、うつ状態のときは死のうと思っても実行に移す気力がありませんが、気力が戻ってくると、実行する力まで出てきてしまうからです(うつ病でも治りかけが一番危ないそうです)。そのため、周囲の人には自殺のサインを絶対に見逃さないでください。とはいえ、兆候を捉えるのは非常に難しく、「死にたいと言う」「遺書を書く」「別れを告げる」「身辺整理をする」「無茶な飲酒」といったダイレクトなものばかりです。やはり、こまめに声をかけるなどすることが大切だと思います。一見効果が無いように見えても、誰かに思われている、ということは伝わると思います。

参考文献

こころの健康情報局 すまいるナビゲーター 双極性障害
https://www.smilenavigator.jp

厚生労働省 家族や友人が双極性障害になったとき
https://www.mhlw.go.jp

コウ

コウ

30代男性。10代でうつの診断をうけ、その後就職もしていたが、30歳頃に双極性障害の診断を受ける。趣味は音楽全般。

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