障害とともに生きる〜自分を理解して、他人に伝えよう

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unsplash-logo Andre Mouton

皆さんは「自分自身」についてどのくらい理解していますか。また、「自分自身」について他人に上手く伝えることができますか。これらのことを高い完成度で実行することは非常に困難です。しかし生きていくうえでとても大事な事です。また、障害とともに生きていくのであればなおさら、避けることのできない問題だと私は考えています。私自身まだまだ未熟ですが、これらの難問について私が気付いたことや、実践していることについて、それぞれ書いていこうと思います。

「他人」を通して「自分」を知ろう!

ところで、皆さんはどのようにして自分の顔を始めて知りましたか。鏡を見た時でしょうか、それとも写真を見た時でしょうか。私が思うにその両方は間違いだと思います。何故ならあなたは自分以外の顔と比較して初めて、鏡に映った顔を「自分」の顔と認識したはずです。ある一つの物が特別であるという事を知るためには、それ以外の物と比較する必要があります。この場合では、鏡に映った自分の顔の特異さを他人の顔を見ることで知ったわけです。つまり、他人の顔と比較することで初めて、鏡の「顔」が自分の「顔」だと理解したわけです。

これと同じように、自分の鏡として他人と向き合うことで初めて本当の「自分」が見えてくると私は考えています。前段では、他人を通して鏡に映る顔を自分の顔として理解できると書きましたが、次はこの鏡に映った自分を「他人」と入れ替えて考えてみます。つまり、「他人」は「自分」を映す鏡であると考えてみるのです。そうすると、鏡に映った自分(この場合は実際には「他人」ですが)に何か物足りなさを感じると思います。この物足りなさこそが大事なのです。この物足りなさの正体は、自分が「他人」に望んでいる事なのです。

そして、「他人」は「自分」を映す鏡であると考えた場合、他人に対して望んでいる事は自分に足りない事、または自分が欲しいと思っている物だと考えることができます。なぜなら、その他人は「自分」なので、感じる物足りなさは「自分」に帰って来るわけです。つまり、「他人」は「自分」を映す鏡であるとして見た場合、「他人」を通して「自分」を見つめ直すという考え方ができるようになります。このように他人を「自分を映す鏡」として自分と向き合うことでより深く「自分自身」を理解することができると私は考えています。

「自分」を上手く伝えよう

かつて私は、自身が持っているLDという障害と、文字を書くことが非常に苦手であるという障害特性について他人に伝えることが非常に不得意でした。しかし、前章で書いた手法を応用することである程度、克服することができました。非常に単純な練習を繰り返すだけですが効果的な方法です。簡単な説明になりますが紹介します。

方法はいたって単純で、鏡に映った自分を他人に見立てて紹介するというものです。「この人は○○さんといって、〇〇が得意ですよ。」とか「○○は苦手だけど○○すればある程度カバーできますよ。」みたいな風に紹介する感じです。一見滑稽ですが非常に効果的で、こうすることで自分を客観的に評価し、それを他人に伝えることができるようになります。注意点としては、練習しているところを他人に見られると非常に恥ずかしい思いをすることがあるので気を付けましょう。

終わりに

私は以上の方法で自分自身を理解し、それをある程度正確に他人に伝えることが出来るようになりました。誰にでも通用する手法ではありませんが、参考にしていただければ幸いです。

舞台装置

舞台装置

LDと広汎性発達障害を抱えた文字を書くことができない20代男性です。書字障害がありますが、大学を卒業できましたし、コラムも書いてます。趣味は読書と芸術鑑賞あと作曲。最近、猫にケンカで負けました。

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