パニック障害でも大阪万博楽しめました!〜発達障害のASDとADHDを併発しています!<vol.29>
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発達障害のASDとADHDを併発しています!vol.29 <毎月1日連載>
私はパニック障害があるので人混みが苦手です。大きな会場でのコンサートやイベントには参加できないし、はじめから行けないと諦めています。悔しいですが、パニック障害になってからはそんなもんだと思っていました。はじめのうちは、今回の大阪万博も行くつもりはありませんでした。初日の大行列を見て、無理だなと諦めていました。ところが、6月になりお友達の描いた絵がプロジェクションマッピングで観られると知り、行ってみたいなと思うようになりました。
ちょうどその頃、あるイベントに招待していただけることになりました。SNSのXで、パニック障害だから万博には行けないかな?などと投稿していたら、親切な方が、障害者手帳があると入場などが優待されることを教えてくださいました。それから、いろいろ調べてタクシーでの行き方がわかりました。いよいよ招待していただいた日に、仕事終わりの夕方から行きました。
万博は、開催前からニュースでは批判的な内容があふれていてとても悲しかったです。その頃まだ虫が大量発生で対策をしたなどのニュースがあり、人は少なかったです。途中で車を駐車場に停めてから、タクシーで会場に行こうとしましたが、なかなか来なかったので待っていたら、前の人が相乗りすることを提案してください、一緒に乗って話しているととてもポジティブな方だったので、いくつか不安に思っていたことなど吹き飛んで、ワクワクしていきました。批判されていた石を吊るした休憩所や2億円トイレなどニュースで見たものが実際に目に飛び込んできて、とても楽しくなっていきました。
タクシーを降りてお別れをしましたが、一緒に乗っている間の万博のお話が楽しくて、やっぱりポジティブな考え方は良いなと思いました。障害者手帳を入り口で見せたらすぐに入場ができて、人混みも行列も苦手なため、とても助かりました。入場したらテンションが上がり、ミャクミャクや大屋根リングを実際に見ると素敵で、本当に嬉しかったです。6月の夕方でもすでに熱中症が心配になるくらいの暑さだったので建物に入らないと倒れてしまうなと思い、列がまだ少なめなパビリオンを見つけて障害者手帳で早く入ることができたので助かりました。中はとても涼しかったので、ゆっくり観て周って楽しめました。
そして、今度はレストランに並んで入りました。せめて飲食店は並んで入店を待ちました。海外の食事は楽しくて美味しかったです。招待していただいたコンサートや、フードコートはすぐに入れたので良かったです。私は音楽が大好きなので、コンサートがとても楽しくて感動しました。万博の温かい雰囲気がとても良くて、これはまた来たいなと思いました。帰りはタクシーアプリを使って、すんなり帰れました。夕方からの参加でしたが、とても楽しくて、またすぐにでも行きたくなったので3日後の夕方に行きました。スタンプラリーやお土産屋さんなども楽しめました。大屋根リングが大好きになりました。ミャクミャクグッズも可愛くてお土産などもたくさん買いました。ドローンショーも楽しみました。また行きたいけど暑いから、今度は9月から行こうと思いました。
そして9月に入り、お友達の描いた絵が使われているプロジェクションマッピングを観に行ったところ、比べものにならないくらい人が増えていました。人混みが苦手なため、ずーっと息が苦しくて、パニック発作のような症状が続きました。頓服の薬を飲んでしばらくしたら、体調が回復してきました。念願のプロジェクションマッピングでお友達の絵が映し出された時はとても感動しました。夢も叶って、人混みも乗り越えられて、少し自信になりました。今ではすっかり万博もミャクミャクも大好きになり、終わったあとの万博ロスが今から怖くて心配です。ですが、最後の10月のチケットもあるので、最後まで思いっきり楽しみたいと思います。パニック障害でも満員の万博を楽しむことができて、一生の想い出になりました。いろんなご縁に感謝しています。
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