障害のある兄妹が足掻くように生きる物語、映画『岬の兄妹』が3月から公開

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©SHINZO KATAYAMA

ただいま業界激震、と絶賛謳われている映画『岬の兄妹』は、3月1日から全国で順次公開されます。監督の「片山慎三さん」は、石井康晴監督『花より男子ファイナル』の助監督も努めたことがあり、『母なる証明』ポン・ジュノ監督のもとで研鑽を積んだ方です。今回片山さんが心血を注いで生み出したのは、「平成の最期」を彩りながらも、新たな時代に「新たな衝撃、新たな伝説」を刻む、哀しく、けれど力強く美しい問題傑作です。

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「ふるえながら生きていけ」—————

とある港町にて、足に障害をもつ兄、と自閉スペクトラム症の妹が二人ぼっちでひっそりと暮らしています。しかし、仕事を干されてしまったことで兄は、生活に困ってしまいます。生活費の工面に悩んでいた矢先、妹がふらりと出歩いては、町の男に体を許し、お金を受け取っていた事実を知りました。罪の意識は当然ありました。しかし、二人が「生きていくため」にも、兄は妹を男達に捧げ、生活費を稼いでいくしかありません。犯罪に手を染めていく中、自閉症の妹が胸に秘めていた本当の喜びや悲しみにふれるようになりました。そして、妹の心と体に変化が訪れた時、兄の心はこれまでにないほど揺さぶられることになります。

差別、貧困、格差——豊かになったと思える現代社会に潜む闇の中で生きる障害のある兄妹が、犯罪に手を染める時、動きだす二人の運命から目が離せないことでしょう。

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『岬の兄妹』
3月1日(金)よりイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
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misaki-kyoudai.jp

※人によって一部不快に感じられる内容を含んでいます。

障害者ドットコムニュース編集部

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