障害福祉サービスの地域格差~就労支援事業所数の現状①
仕事私は今、大阪府内に住んでおり、大阪市内の就労移行支援事業所に通所しております。
私は就労移行支援事業所を探すにあたって、選択肢が多く、より自分に合った事業所を探すことができましたが、全国各地全てがそういった場所ばかりでしょうか。選択肢が無い、あるいはそもそも事業所が無いところもあるかもしれません。
そのような格差を是正するきっかけになればと思い、このコラムを作成致します。
はじめに
就労支援施設とは、以下の3種類の施設の事を指します。
①就労継続支援A型事業所(以下、就労A型)
②就労継続支援B型事業所(以下、就労B型)
③就労移行支援事業所(以下、就労移行)
※それぞれの詳細については、本コラムでは割愛します。下に参考文献としてURLを掲載いたしますので、そちらからアクセスして下さい。
今回は「第1回目」です。1回目に紹介するのは、大阪府東大阪市です。
地域の概要
東大阪市は、その名の通り大阪市の東に位置する市で、約50万人の人口を擁する市です。東西に面積が広く、西側は町工場等が多い地区なのに対し、東側は自然が多い地区となっております。
この地域の就労支援施設
参照:東大阪市ホームページ http://www.city.higashiosaka.lg.jp
上記ホームページから就労施設を数えますと、以下の表のとおりです 。
事業所の種類 | 事業所数 |
---|---|
就労A型 | 2ヵ所 |
就労B型 | 45ヵ所 |
就労移行 | 11ヵ所 |
(うち、就労B型と就労移行を併設している事業所…8ヵ所)
※他の障害者福祉事業と併設している事業所もございます。
※パンフレットに掲載が無い事業所もございます。
※データは2013年現在のものです。最新版は担当窓口までお問い合わせください。
気づき
東大阪市は、特に就労B型が多い印象があります。これは、「東大阪市には中小企業が多い」ということに関係があるのかもしれません。また、もしこれらの事業所が全て定員に達したとしても、交通網が発達している為、大阪市などの周辺都市へ通所することもできると考えます。
今回は1回目として、東大阪市の事業所数にスポットを当ててみました。これを基準にして、次回以降注目する自治体と比較しながら、現状についてお考えいただければ幸いです。
▶︎続きのページ:障害福祉サービスの地域格差~就労支援事業所数の現状②
参考文献
東大阪市
http://www.city.higashiosaka.lg.jp
障害者ドットコム「就労継続支援A型とB型?それぞれの違いとメリット・デメリット」
https://shohgaisha.com
障害者ドットコム「就労移行支援事業所とはどんな所?利用者が語る就労移行支援事業所とは?」
https://shohgaisha.com