障害福祉サービスの地域格差~就労支援事業所数の現状②

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出典:https://www.photo-ac.com

◀︎前回のページ:障害福祉サービスの地域格差~就労支援事業所数の現状①

地方の過疎化は月日が経つにつれその深刻さを増しています。過疎化とは、ただ人口が減るだけでなく、それに比例して街そのものの体力も奪われていきます。都市部だと、ちょっと歩けば店舗に辿り着けますし、ちょっと歩けば病院にも行けます。しかし、地方になればなるほどそうではなくなってきます。

障害者サービスも同じです。都市部は選択肢が多いですが、地方になればなるほど選択肢が薄れていくものです。そのような地域格差が是正されるきっかけ作りとして、お話したいと思います。

さて第2回目は、島根県雲南市にスポットを当ててみたいと思います。

地域の概要

参照:雲南市ホームページ http://www.city.unnan.shimane.jp

雲南市は島根県の東部に位置し、松江市や出雲市の南隣にあります。ここからさらに南に行くと広島県にも接しております。人口はおよそ4万人。市の誕生はまだ新しく、いわゆる「平成の大合併」で6つの町が合併して生まれた市です。上記参照ページにもあるように、65歳以上の高齢者が14歳までの子どもの3倍住まわれている市です。

この地域の就労支援施設

参照:雲南市ホームページ http://www.city.unnan.shimane.jp

上記ホームページから就労施設を数えますと、以下の表のとおりです。

事業所の種類 事業所数
就労A型 1ヵ所
就労B型 8ヵ所
就労移行 1ヵ所

(うち、就労B型と就労移行を併設している事業所…1ヵ所)

※他の障害者福祉事業と併設している事業所もございます。

気づき

私が住んでいる地域とは異なり、就労移行が1か所しかない事に大変驚きました。

又、別コラム(下記、参考文献参照)の通り、就労移行にも色々なタイプがありますが、もし自分が希望しているタイプの就労移行が近くに無いとなった場合、自分が思っていたものと異なるということが無いことはないかもしれません。選択肢の大小だけで簡単に格差が生まれる…これは如何なものかと思います。

▶︎続きのページ:障害福祉サービスの地域格差~就労支援事業所数の現状③

参考文献

雲南市
http://www.city.unnan.shimane.jp

障害者ドットコム
「就労継続支援A型とB型?それぞれの違いとメリット・デメリット」
https://shohgaisha.com

「就労移行支援事業所とはどんな所?利用者が語る就労移行支援事業所とは?」
https://shohgaisha.com

多様な就労移行支援〜通所を始める前に少し考えよう
https://shohgaisha.com

ユキダルマ

ユキダルマ

大阪府出身の20歳代男子です。
2017年、うつと診断されました。
現在は精神保健福祉手帳3級を取得。就労移行支援事業所に通所しつつ、長期就労を目指します。
趣味はスポーツ観戦、鉄道旅行など多岐にわたります。

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