HSPと、ともに。

パニック障害の薬をやめようと思ったきっかけ〜HSPと、ともに。<vol.26>

HSPと、ともに。vol.26 <毎月1日連載>

2016年9月下旬、突然の体調不良に襲われました。思い返せば、少しずつ症状は出ていましたが、気にしていませんでした。カラオケに行ったら、マイクと金属アクセサリーと歯の間で電気が流れているように感じたり、レジンでのアクセサリー作りでは、喉が腫れてアレルギーを発症したり、パニック障害の薬を少しずつ減らしていったのですが、副作用の頭痛が酷くなってきたりしました。それでも毎日忙しく仕事や家事を頑張っていました。

前の月の8月は、9月に開催した熊本地震で被災された障害のある方を支援するイベントのため、被災地の熊本へ苦手な新幹線で行き、被災地をゆっくり見て回り、被災された地元の方々やボランティアに来られていた方々とお話したり、イベントの打ち合わせのため、ボランティアセンターに泊めていただいたりしました。熊本だけでなく、東日本大震災の被災地を見たいと思い、車で、福島、宮城、岩手をゆっくり訪れましたが、あまりのショックで言葉を失いました。私のような精神に病気を抱えている者が体験するには、ショックが大きすぎました。

パニック障害は死ぬような病気ではないし、薬さえあればなんとかなる!気の持ちよう!と少し軽く見ているところもありました。熊本に行きたいから、無理やり新幹線に乗り、呼吸困難になりました。音楽をずっと聴いていて、ホームで少し休んだり、辛くて泣きながらやっと熊本に着くことができました。熊本に着いて、被災地障害者センターくまもとの大好きな東さんに迎えに来ていただいて、車に乗せていただいた時は、ほっとして、やっとお会いできたことに嬉しく感動しました。

福島では、原発で危険な地域の近くまで行って、人がいない空き地や亡くなった方々の名前が刻まれた慰霊碑を見てショックを受け、以前訪れたことのある宮城、昔から何度か旅行していた大好きな岩手では、津波の跡の建物や更地、瓦礫などの変わり果てた景色に咳が止まらなくなったり、ショックで自分が体験した阪神大震災とはまた違う景色に言葉を失いました。地元の方々といろんな話ができたことは嬉しかったのですが、自分の目で被災地を見たいと思ったのに、もう何も見たくないと思うくらいショックが大きくなっていました。

それでも、9月に開催したイベントも無事終わって、とても良かったとたくさんの方に言っていただいて、ほっとしていたのですが、直後突然の体調不良に悩まされることになりました。少しずつ出ていた電磁波や化学物質の過敏症(アレルギー)、薬の副作用の頭痛が酷くなり、電磁波過敏症では、全身にひどい痛み、化学物質過敏症では、喉の腫れ、吐き気、目まいで苦しむようになりました。もう生きていることすら苦痛と思うくらいの酷い症状でした。それでも病院で治療はできないので、フィシオエナジェティックという自然療法の治療を受けました。HSPの敏感すぎる体質は、健常者には理解できないくらいの変わった症状が出ることがあるので、説明することすら辛いこともありました。歯医者や整体などではアレルギーや敏感な体質の治療をされているところもあります。インターネットで探して、見つけることができて、本当にお世話になりました。

フィシオエナジェティックの治療で、病院での検査の数値は正常だったのですが、肝臓が弱っていて、化学物質のアレルギーが出ていることがわかりました。たくさん薬を飲み続けると、肝臓を弱めることがあるので、パニック障害の薬をやめることにしました。もともとソラナックスという依存性の高い長期間飲んではいけない薬を飲んでいたので、軽い薬に変えようと思っていたのですが、その軽いはずの薬の副作用を知りぞっとしたので、薬をやめたいと強く思うようになりました。それが、12月26日で、夫が冬休みに入る頃でした。薬をやめることはものすごい不安で、自分は薬に依存していることもよくわかっていたので、しんどくなっても夫が一緒にいてくれたら安心だと思ったからです。

とても辛い体験となりましたが、私はそれまでの自分の無茶な考えや偏った思考をたくさんの方々のアドバイスによって、改善していく良い機会になりました。これまではかなり無理をしていたのですが、それからはあまり無理をせず、マイペースに生活するようにしています。現在、電磁波過敏症、化学物質過敏症は、ほぼ改善されました。パニック障害の薬を飲まなくてもかなり行動できるようになりました。

そして、またイベントを開催します。たくさんの方にお越しいただけたら嬉しいです。

【参加申込は下記ページで受付しています。】
https://overtherainbow190629.peatix.com/

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

生まれながらのHSP、発達障害(学習障害・LD)やパニック障害を抱え、生きづらさも感じながら、日々楽しくいこうと考えている。今まで、花屋、ケーキ屋、カフェ、デザイン企画、オリジナル雑貨制作などいろいろな仕事を経験。自然と犬と本が大好き。

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