就労支援施設に通って変化したこと。

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私が就労支援施設に通って1年4ヵ月間の悪戦苦闘について書いていきたいと思います。通所できない苦しみや、徐々に通所できるようになっていく嬉しさを感じとっていただけると嬉しいです。

苦しむ序盤

就労支援施設には、本来ならばある程度体調が安定した人が次のステップを目指して通所し始めるものですが、私は違いました。鬱病真っ盛り、正に何もする気が起こらない状態でのスタートでした。

そもそも人と密接に会話したりするのも久しぶりで、毎朝早く起きることをできていない自分は苦戦しました。さらに、閉所恐怖症のせいで、満員電車やエレベーター、人込みが苦手で通所できなかったのです。頑張って通所しようと試みるのですが、どうしてもできませんでした。

そこで、1つずつステップを踏むことにしました。まずは電車に乗る、そしてエレベーターに乗る。そこまでできたら帰宅するのです。それを1カ月くらい継続しました。もちろん馬鹿馬鹿しさはありました。そこまで行ったなら最後まで通所しろよと言いたくなるかもしれません。しかし、自分にとってそれが大きなステップだったのです。そのおかげで徐々に通所できるようになっていきました。

 

連続通所の苦しみ

訓練のおかげで数日おきにですが通所できるようになりました。週に3日程度、午前のみ通所できるようになった頃、次のステップへの提示をされました。ここが悩ましいところで週に5日午前通所するか週3日フル通所(午後4時まで)にするかの二つの条件でした。私は迷いましたが、週5日午前通所することに決めました。残念ながらこの判断は間違っていました。

なぜなら連続通所を甘くみていたからです。通所から数日がたつと徐々に疲れが出始め、通所したくない気持ちで満たされました。体調も崩し、夜通し起きてしまう悪循環に入りました。そのことから、週3日をフル通所することに変更。主に月水金通いましたが、翌日が休みだと分かっていると踏ん張って行こうという気になれました。フルで一日いると午前のみに比べて仮想業務に取り組める時間が長いので、事業所内のメンバーとも仲良くなることが出来ました。方向転換が成功したと言えます。その後、週4日通所をクリアし、なんとか週5日フルで通所できるようになりました。週4日通えるようになると、週5日は難しいものではなく感じてくるので不思議な感覚でした。

いざ就職活動フェーズへ

週5日通えるようになるまで1年間かかりました。2年の期間という縛りがあるなかで、就職活動を急がなくてはなりません。しかし事業所の職員さんは焦らせませんでした。まずは体調安定が何よりも大事なことを分かっているからです。私の焦る気持ちと相反して意見が合わない場面もありましたが、意見をすりあわせることで解決してきました。いつでも親身になって向き合ってくれるので、自分にとって就職活動に向かう大きな味方です。

今は就職活動に向かう途中ではありますが、私の就労支援事業所での生活は以上のようなものになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?人それぞれの特性や体調によって、支援内容を変えてくれるのが就労支援事業所の強みです。まずは自分がどのようなことで、通所への苦しみがあるのかを理解しないといけません。私の場合は1年かかりましたが、体調がある程度安定している人は半年もあれば、安定した通所をできるようになると思います。このコラムが少しでも障害のある人たちにとってプラスになることを願っています。

しゅうぞー

しゅうぞー

広汎性発達障害と鬱病症と診断されて5年。趣味は囲碁将棋。映画鑑賞。

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