【特集】今だから見てほしい社会派映画「パブリック 図書館の奇跡」7月17日公開!

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アフターコロナの不況、都知事選挙、大混乱のブラック・ライブズ・マター(BLM:Black Lives Matter)と経済や人権に関わる話題で国内外問わず大荒れの今日この頃です。混沌とした今だからこそ見てもらいたい社会派映画についてご紹介しましょう。

今回お話しする映画は、第43回国際トロント映画祭にも出品された「パブリック 図書館の奇跡」です。「民主主義最後の砦」とされる図書館に立てこもったホームレスたちを取り巻く笑いあり涙ありのヒューマンドラマを通じて、息の詰まりそうな未来を切り開くヒントを得てみませんか?映画は7月17日(金)より順次公開です。

図書館にホームレス70人が立てこもり!

作中世界は記録的な大寒波に襲われた極限の状況です。住民は安全な緊急シェルターにこもって寒さをしのぐことになるのですが、ホームレスの人々だけはどのシェルターからも受け入れてもらえません。

爪弾きにされたホームレスの集団70余名は、寒さをしのぐために図書館の一角を占領しました。彼らの苦境を案じた職員のスチュアートは、ホームレスたちと共に立てこもる決断をします。これは「代わりの避難場所を求める」という平和的デモの側面もありました。

そんなスチュアートの思いをよそに、図書館長はおろか刑事や検察官やマスコミ、仕舞には機動隊までも出張る大騒動となっていきます。狂言や偏向報道によって追い詰められていくスチュアートとホームレス70余名ですが、彼らはどのような決断を下すのでしょうか。

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構想11年、ある投書から制作は始まった

主人公スチュアート役でもあるエミリオ・エステベス監督は、この映画について構想を11年も練っていたそうです。きっかけは某公共図書館の元副理事がロサンゼルス・タイムズへ寄せたエッセイで、これに着想を得たエステベス監督は11年間にもわたる長い映画製作の道を歩み始めました。

映画を通して訴えられる貧富の格差や政治的分断は、決して他人事ではありません。格差が広がる中で災害リスクと向き合わねばならない日本でも、公共のあり方や声を上げる必要性について考える機会は必要でしょう。「パブリック」はそのヒントとなってくれるはずです。

実話をもとにした社会派映画たち

映画を通じて現実を見直すのは大いにアリだと思います。そこで、実話をもとにした社会派映画を2本ご紹介しましょう。

なぜ君は総理大臣になれないのか(公開中)
2019年の国会で統計不正を質し「統計王子」と呼ばれた、衆議院議員の小川淳也氏にスポットを当てた映画となります。小川議員は2003年、32歳の頃に政治を目指し始め、丸腰の選挙戦にも関わらず2005年に初当選しました。「国民を想う気持ちは誰にも負けない」「日本の政治は自分たちが変えて見せる」と真っ直ぐで熱く無私な姿勢もあって、右派左派問わず「見どころのある若手政治家」と注目された小川議員。彼の政治家としての半生を追った映画です。

黒い司法 0%からの奇跡(年内公開済み)
実在の弁護士ブライアン・スティーブンソン(演:マイケル・B・ジョーダン)が臨んだ、実際の裁判をもとに映画化された作品です。時は1980年代、黒人差別が根強く残っていたアラバマ州にて冤罪で死刑宣告を受けた黒人の被告ウォルターの裁判が進んでいました。冤罪の被告を救うべく新人のブライアンは奔走するのですが、ブライアンとウォルターにとって法廷はあまりにも敵が多く不利でした。絶望的な状況をブライアンはどう逆転するのでしょうか。
BLMデモの拡大を受け、アメリカ国内では6月中この映画を無料配信していたそうです。

大寒波を凌ぐためにホームレスの集団が団結して図書館を占領!本編映像第一弾解禁!

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解禁された本編映像では、大寒波の夜、シンシナティの公共図書館で閉館直前にホームレスたちのリーダー的存在であるジャクソン(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)が
図書館員スチュアート・グッドソン(エミリオ・エステベス)に、市のシェルターがいっぱいで行き場がないことを訴えるシーンから始まる。


かつては軍人として国のために尽くしてきたが、国からの保障がなく、路頭に迷う現状を嘆くジャクソンが「今夜は帰らない ここを占領する」と相談すると、グッドソンは「占領?本気か。この寒さが来週も続いたら?」とさらっと流し、無謀な行動を咎められると、経済格差の不満に端を発したウォール街での占拠運動を引き合いに出して「俺たちもやる」と一歩も退かない様子。グッドソンは「“俺たち”?」と怪訝そうな顔でジャクソンの視線の先を追い振り返ると…そこにはホームレス約70人もの集団がいたのだった…!


目の前の光景に動揺しながらも、事態の重大さを察し急いでエレベーターへと駆けていくグッドソン。突如発生した立てこもりに巻き込まれてしまい、続く展開が気になるシーンとなっています。

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『パブリック 図書館の奇跡』
7月、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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配給:ロングライド

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製作・脚本・監督・主演:エミリオ・エステベス(『ボビー』『星の旅人たち』)
出演:アレック・ボールドウィン(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』)、テイラー・シリング(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、クリスチャン・スレイター(『トゥルー・ロマンス』「Mr.Robot/ミスター・ロボット」)、ジェフリー・ライト(『007 カジノ・ロワイヤル』)、ジェナ・マローン(『ネオン・デーモン』)、マイケル・K・ウィリアムズ(『それでも夜は明ける』)、チェ“ライムフェスト”スミス


2018年/アメリカ/英語/119分/スコープ/5.1ch/原題:The Public/日本語字幕:髙内朝子
提供:バップ、ロングライド 配給:ロングライド

公式サイト:longride.jp/public
#パブリック図書館の奇跡

障害者ドットコムニュース編集部

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