発達障害がある私の自己肯定感の高め方②~自画自賛のススメ

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前回の記事で、自己肯定感を高める3つのポイントについて書きましたが、まるで世紀の大発見をしたような気持ちでいたら、読まれた方に「おやじギャグだね」と言われて思わずズッコケました。うまいこと言ったと自画自賛している時点で“おやじギャグ”なのかも知れませんが、今回は「自画自賛のススメ」と題して記事を書いてみます。前回よりもさらに個人的な内容になるとは思いますが、この記事を読まれた方にとって、少しでも参考になればと願っています。

「努力は裏切らない」は真実

前回、「結果を出せないうちは努力とは言えない」という考え方に縛られていたと書きましたが、ほんの半年程前までの私は「死に物狂いで頑張ったのに、ちっとも成果がなかったから無駄な努力に終わった」と落胆することが多々ありました。「頑張り過ぎて疲れただけで何になったのだろう?」と自問したり、「そんな自分は我ながら滑稽だ」と自嘲したり、挙句の果てには「私は努力が報われない星のもとにいるんだ」と妄想したりして自己肯定感を下げていました。

そんな私が努力に対する捉え方が変わったのは、何かに躓いては落胆を繰り返し、起き上がることすら非常に困難になって、「重度の鬱状態」と医師に診断されていた頃、たまたま会社員時代に作った資料集を見つけたことです。

資料集を見て、自画自賛も甚だしいかも知れませんが、すごく素晴らしい出来だと感じたのです。「あの頃もパワハラに遭って鬱状態だったけど、そんな状況でもこんなに質の高い資料が作れてたなんて」とか、「これだけの物が作れるのなら、自分は全然ダメなんかじゃないのでは?」と思えてきて、「努力は裏切らないって言葉は真実だったんだ」と確信することができました。

この出来事は私の精神を安定させる大きなキッカケのひとつになり、今はお守りのように資料集を鞄の中に入れて持ち歩いています。就職先こそ決まっていませんが、就職説明会などの席で話の流れから企業の採用担当者に見せてみたところ、驚きとお褒めの言葉をいただいたこともあります。

自画自賛による効果

自画自賛した資料を、思い切って企業の採用担当者に見せてお褒めの言葉をいただいたら、自分の可能性を感じられるようになりましたし、新たな出会いにもつながるようにも感じられました。もちろん、全く相手にされなかった経験もありますが、それでも「どうせ見せてもダメだろう」などと考えていたら、自分の可能性や手応えを感じることもなかったでしょう。

自画自賛が自己肯定感につながり、自分の可能性を見出して自信を持つことができ、精神状態も安定した分、落ち着いてきて物事に取り組めるようになりました。例えば、私は人前で話すことが大の苦手でしたが、自己肯定感を高めたことにより、以前よりもリラックスした状態で話せるようになったので、スピーチが得意分野になりました。

私はこの年で新たに得意分野を増やせたことで、「もしかしたらこんなこともできるのでは?」と前向きに考えられるようになり、挑戦意欲が湧いて明らかに視野が広がってきたように感じています。もちろん、いつも物事がうまくいく訳ではありませんが、それでも以前と比べて失敗を恐れなくなりました。

また、自己肯定によって心に余裕を持つことができるようになってきた分、物事を柔軟に考えられていると実感しています。年を取ったら頭を柔らかくすることはできないなんて、きっと嘘ですよ!

自画自賛のコツ

そうは言っても、他人の評価が気になってしまうのは誰でも同じだと思います。確かに他人の評価はすごく大事ですが、まずは「最初に自分が評価してあげないと」と思うことがポイントです。それから、以前の私もそうでしたが、「どうせ自分はダメ人間だから」などと「自ら自分の価値を下げるような考えはやめよう」と自分に言い聞かせることもポイントだと思います。

自己肯定感を高める努力は、「焦らず、ゆっくり」で良いと思います。ちなみに、このコラムの画像は自作の絵です。このように、小さなことから自画自賛を始めていくと良いと思いますよ。

同じ悩みを持つ人が“自画自賛”して、自己肯定感を高めて、生きやすくなりますように。

▶︎続きのページ:発発達障害がある私の自己肯定感の高め方③~「自分に甘い」との境界線は?

みにくいアヒルのおっさん

みにくいアヒルのおっさん

広汎性発達障害・注意欠陥多動性障害の40代。いつか“白鳥”なれるよう、自分の輝ける場所を求めて、社会復帰への訓練を受ける日々を過ごしています。座右の銘は「諦めない」!

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