セルフネグレクトという心の病

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セルフネグレクトとは、生活環境や栄養状態が悪化しているのに、それを改善しようとする気力を失い、周囲にも助けを求めない状態を指します。これは、ゴミ屋敷や孤立死につながります。今までは認知症を患った高齢者に多いとされてきました。しかし最近若年層にも増えてきています。

セルフネグレクトの例

①家の前や室内にゴミが散乱した中で住んでいらっしゃる方
②極端に汚れている衣類を着用したり、失禁があっても放置している方
③窓や壁などに穴が開いていたり、構造が傾いていたりする家にそのまま住み続けていらっしゃる方
④認知症であるにも関わらず介護サービスを拒否されている方
⑤重度のケガを負っているにも関わらず治療を拒否されている方など
以上のように自分のことを大切にしない、ある意味では自傷行為のように自分のことを傷つけてしまうことがいえるのがセルフネグレクトです。

対策

社会とのつながりを持ち続ける事です。病気を患ってしまうと外に出る事が億劫になってしまうことが多いです。また、引きこもりの方でも、自室で食事をとるのではなく、リビングにいって家族で食事をすることが必要です。その際家族の側としては、引きこもりの話題には一切触れずに接することが重要になります。

私のセルフネグレクト

私はうつ症状がひどく、何も食べず、ほとんど飲まず、トイレにも行けない時期がありました。ずっと横たわっており生きる気力を無くしていました。もちろんお風呂にも入りませんし、服も着替えません。部屋もどんどん汚れていきました。しかし掃除等自分ために何かするやる気は一切ありません。私は実家で1人暮らしだったので誰も助けてくれません。といいますか、誰も私に気づきません。次第に何も考えられなくなりました。痛みも渇きも悲しみもなくなりました。畳と一体になっているようでした。幸運だったのか軽躁状態になったので、また意欲的に生活をすることができるようになりました。しかしほとんど飲み食いしておらず、体重が40kgを切っていた私の身体はほとんど動かず、はじめは食事をおかゆ等の流動食からにしました。もっとうつ状態が長引いていたら死んでいたと思います。これが、最悪孤立死もありえるセルフネグレクトの一例です。私の中ではとてもショックで、入院が必要なのかなと思いましたが、医者は入院するほどではないと言いました。

大切な人を失ったこと等の強いストレスによる精神的ダメージがきっかけで、セルフネグレクトに陥ることが多いです。しかし精神的ダメージもなく、健康に暮らしている人でも、気づかないうちにセルフネグレクトになってしまうこともあります。このような場合周囲の支えが必要になってきます。セルフネグレクトは自覚症状が乏しいので、難しいかもしれませんが、早目に家族、役所や地域の民生委員さん等に相談することが必要になると思います。助けを求める事は恥ずかしいことではありません。助けてと言えることは素晴らしいことだと私は思います。そして助け合える社会になっていくのが私の願いです。

参考文献

知らず知らずのうちに陥ってしまう心の病「セルフネグレクト(自己放任)」
https://tenki.jp/

なぜ普通の人が?”セルフ・ネグレクト”
https://www.nhk.or.jp/

“緩やかな自殺”セルフネグレクトが若年層にも増えてきた理由とは
https://www.zakzak.co.jp/

セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査_幸福度の視点から報告書
https://www.mhlw.go.jp/index.html

ヒロシ

ヒロシ

双極性障害の20代男性です。大学1年生の時に母の死をきっかけに発病しました。何とか単位を取得し、4年半で卒業後、教員免許を取得するためさらに3年間大学に残りました。趣味は読書とスポーツ観戦です。カラオケでよく歌う曲はクレイジーキャッツの「悲しきわがこころ」です。

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