学校再開で子どもがストレスを抱えていたら?~心のケアはどうする?

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出典:Photo by Jerry Wang on Unsplash

新型コロナウイルスで、長期間にわたった休校措置も、ようやく終わりつつあります。しかし、学校の再開後、感染予防以外にも注意しなければならないことがあります。それは子どものストレスへの対策です。

生活リズムを整え、ストレスを軽減しよう

長い自粛期間中に、生活リズムが崩れているのは、大人だけではありません。長期の休校から学校生活に戻る子どもたちにも、大きなストレスがかかっています。そのため、学校が再開されたら、子ども達の心のケアに特別な配慮が必要になるでしょう。

子どもによっては、慣れないオンライン授業でイライラを溜めていることもあるでしょう。外出自粛が長く続いたため、外に遊びに行けず友達と会えない、また、夜更かしをして生活リズムが狂ってしまっている子どもも多いでしょう。

知らずにストレスを抱えていた場合、普段と変わらず表情はニコニコしていても、抑うつ状態にある可能性があると専門家から指摘されています。

子どもがストレスを抱えていたら、どうしたらいいでしょう?

学校の再開によって普段の生活に戻り、ストレスが溜まっていても、自然に回復する子どももいるでしょう。しかし、専門家は「抑うつ状態を引きずると、いじめや暴力行為、不登校などに発展するリスクが高まる」と危機感を抱いています。

特に、新型コロナウイルスの影響で家庭が経済的に苦しい、保護者が医療関係従事者である、家族や親族らが新型コロナウイルスに感染したなどの場合は、より強いストレスの影響を受けている可能性が高いと専門家は指摘しています。

いじめや不登校を防ぐためには、子どもたちがイライラを、身近な友達に向けてはいけないことを教師が諭すことや、気分が落ち着かなければ、教師に相談するよう伝えることが有効と言われています。

子どものストレスに気付いたら

子どもが悩んでいる様子が伺えたら、スクールカウンセラー等に相談することを進めます。

もしくは、「チャイルドライン」に電話やネットで相談することも、選択肢にいれてはどうでしょうか?秘密厳守で、ボランティアが相談に乗ってくれます。

専門家は、「相談しようかなと考えた時点で、相談していいので迷わずに利用して欲しい」と呼びかけています。ですので、積極的に活用していきましょう。

おわりに

ストレスを溜めないためには、「今できる楽しみ」を見つけることと「終わった後の楽しみ(ごほうび)」が大切です。例えば、普段作らないような料理を家族で協力して作ってみたり、コロナ終息後の旅行の計画を立てるのもいいでしょう。

ストレスを溜めないためには「楽しみ」が大切です。また、もし子どものストレスに気が付いたら家庭だけで解決しようとせず、専門機関に相談しましょう。

参考文献

【産経新聞 学校再開、まずは「子供のストレス軽減」を研究機関】
https://www.sankei.com/

【朝日新聞EduA コロナあけの学校再開 子どもの心、注意点は?いじめや不登校増のリスクも】
https://www.asahi.com/edua/

【チャイルドライン】
https://childline.or.jp/index.html

tkbn

tkbn

40代男性。30代半ばでうつ病を発症。40代になって発達障害の疑いありと診断される。就労支援機関で自分の特性について学び、最後の就活を終えコラムを書いています。趣味は鉱石収集。年2回大阪・京都で行わるミネラルショーや即売会に行って、気に入ったものをコレクションするのが楽しみですが、部屋で飾る場所が無くなっているのが最近の悩みです。

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