食べる物やシチュエーションも大事〜HSPと、ともに。<vol.22>
パニック障害・不安障害 その他の障害・病気HSPと、ともに。vol.22 <毎月1日連載>
HSPの敏感さは、食事にも影響します。毎日食べるものやシチュエーションも大事になってきます。味やにおいや見た目にも敏感で好き嫌いが多くある場合があります。
カフェインが含まれるコーヒーを飲むと、動悸、息切れ、不眠になったりします。私はカフェオレでもだるくなって気分が悪くなります。カフェインは、コーラやチョコレート、緑茶などのお茶にも入っています。また、パニック障害の方がカフェインを取ると、パニック発作が起こりやすくなると言われています。
カップ麺、ジャンクフード、コンビニなどの加工食品では添加物に敏感で、薬品の味がしたり、吐き気や気分が悪くなることもあります。野菜や果物などの農薬や防腐剤でもにおいや薬品の味を感じることもあります。できれば、値段は少し高くなりますが、無農薬か減農薬の野菜を食べる方が体にも良いでしょう。食品添加物が体に溜まって、後々怖い病気になることも予防できます。
このように食べた物に体調や気分が影響されるし、ストレスなどで体が限界に達した時にはアレルギーを発症することもあります。私の場合、食品でアレルギー症状が出た時に救急車で運ばれた事もありました。今はアレルギーの治療をしてもらい、食品にも気を使っています。
また、食事をする時はシチュエーションも大事です。苦手な人がいたり、大勢で食べる会食、TVニュースなどでショックな事件を聞きながらの食事は気持ちがあまり進みません。苦手な内容の会話を聞きながらなどでは、全く食べられなくなる事もあります。その反対に、自然の中で大好きな人と愛情いっぱいの手作りお弁当などは最高です。
また、食品に不安や恐怖をある日突然感じることがあります。山椒のピリピリが怖くなったり、海老の見た目が怖くなったり、好きだった物が急に食べられなくなる事もあるので、これは少し困り事です。ですが、楽しい時や体調の良い時は、何を食べても大丈夫な事も多いので多少具合が悪くなっても気にならないという風に、あまり悩まない事も大事です。「食事の時は、楽しく」を心がけると良いですね。
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