カサンドラ症候群の概念はASDを迫害するのか

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自閉スペクトラム(ASD)の身内やパートナーとのコミュニケーションが上手くいかず病んでしまうことを「カサンドラ症候群」といいます。ただ医学的に認められた疾患ではないので、抑うつなどへの対症療法が主となります。

最近、カサンドラ症候群そのものが目の敵にされているようです。カサンドラ症候群になったことで発達障害全体を憎むようになったという真偽不明の報告がありますし、自称職場内カサンドラの「職場の発達障害に潰される」というnote記事が大バズりしたこともありました。なので、「非公式の病名で被害者面してASDを迫害する奴ら」と見られているのでしょう。

一方で、「カサンドラ症候群は最初からASDが憎いわけじゃない。ASDと意思疎通しようと努力し続けてきた、人一倍優しい人間なんだ。ただ疲れてしまっただけなんだ」と擁護する意見もあります。過去や過程では頑張っていたのかもしれませんが、結局カサンドラで荒んでいるのが現在の人物像ではないのでしょうか。

それよりも、本当にASDを迫害しているのはカサンドラ症候群ではなく、それに便乗して好き勝手なことを垂れ流す発達障害アンチのフリーライダーたちです。彼らは障害者からの被害報告を嗅ぎつけると、鬼の首を取ったように騒ぎ出し、全精力でもってヘイトスピーチを垂れ流します。そういう人々は生きづらさに寄り添うふりをして、偏見まみれの持論をぶちまけるための踏み台として考えていません。

本当にカサンドラ症候群が苦しいのであれば、対症療法を受けるなり知識を深めるなり自助グループを探すなりして改善を図るべきです。「職場の発達障害に潰される」の筆者のように、ネットで愚痴って賛同だけ眺めるようでは現実逃避に過ぎませんし、寄って来たフリーライダーたちの餌や踏み台にされて終わりです。一時的に承認欲求を満たせる快楽はあるかもしれませんが、中長期的な先を考えない対処は賢くないですよね。

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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