新たな福祉創りに挑戦する若手を表彰「社会福祉ヒーローズ」グランプリは鹿児島県「光陽福祉会」の上馬場鉄也さんに!!

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全国経営協は、5月19日(水)に全国大会「社会福祉HERO’S(ヒーローズ)TOKYO 2020」をオンラインで開催。全国から選抜された受賞者7人から、「日本一の“福祉人”(社会福祉をチェンジする情熱にあふれる人)」を決定しました。スペシャルゲストとして山之内すずさんも参加して、大会を盛り上げました。

ファイナリスト7人は、全国各地から生中継で参加し、社会福祉に対する熱い想いを、地域での実践内容(介護・保育・障がい者支援等)とともに事前収録したプレゼン動画で披露。

有識者5人と、全国からオンライン中継を視聴する未来の日本社会を支える大学生や専門学生らの投票により、最多得票者の上馬場 鉄也(かみばば・てつや)さんが、日本一の栄冠を手にしました。

現在、障がい者の方の魅力を、「アート」を通じて発信するプロジェクトに挑戦する上馬場さんは、受賞スピーチで、「本当に皆さんのプレゼンがどれもとても素晴らしくて。福祉のなかでもいろんな種別の方たちが集まっているので、誰が一番とか比べることができないくらい、みんな素敵なプレゼンだったと思っています。私自身、利用者様、そしてそれを支えるご家族、現場でがんばるスタッフ、その取り組みを発信できたことを、嬉しく思っています」と、喜びを語りました。

上馬場さんのプレゼンでは収集癖や常同行動などを「個性」として捉え、「アート」に転換して発信するプロジェクトを発信しました。収集したもので作るオブジェや常同行動で描いた模様など、様々なアートを制作しては駅やショッピングモールなど福祉以外の場で展示しています。他にも施設で生産する雑貨のデザインにも応用しており、実際に販売もされています。

プレゼンをしている上馬場さんの胸元にも施設で作られたハンカチが収められていました。

芸能界に入る前は保育士になりたかったというスペシャルゲストの山之内すずさんは、プレゼンに対してのコメントで「福祉は大変なイメージがあったが、楽しいもので、面白いものだと感じて、しっかりYouTubeやInstagramもチェックしたい」と話し、社会福祉ヒーローたちのプレゼンに興味深く聴き入っていました。

司会者から、若い世代に福祉の魅力を伝えていくにはどうしたら良いかとアイデアを求められて、山之内さんは「YouTubeなどのSNSの活用が一番。YouTubeの切り取りをTikTokに乗せて、それでYouTube再生数が伸びというのもある。それこそYouTuberとコラボして、YouTuberが福祉の仕事を1日体験してみるとか。SNSはいつでも誰でもどこでも見られるのが強み。Twitterは載せれる動画は2分20秒なので、絶対に伝えたい所や続きが気になる所を短縮したTwitter用の動画を作って、そこにYouTubeのリンクを貼るとそこから飛んでくださる方もいる。SNSによって動画の編集を変えると、YouTubeに飛んで観てくださる方が多いんじゃないか思います。」と具体的なアイデアを提案されまし

山之内さんは最後のメッセージで「まだまだ知らないことたくさんあると思います。知るっていうことが1つのステップだと私は思っています。今日知らないことをいろいろ知れて勉強になりましたし、もっともっと福祉について知りたいなと改めて思いました。見ていてくださる方々も同じような気持ちになってくれたら嬉しいです。」と伝えて締めくくりました。

障害者ドットコムニュース編集部

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