出典：https://www.photo-ac.com


古来より、日本は言霊の力によって幸せがもたらされる「言霊の幸ふ（さきわう）国」と言われています。万葉集にも言霊の事について書かれた歌があり、言葉と出来事が同一であるという概念が存在します。受験で「落ちる」「転ぶ」等の言葉が縁起が悪いとして避ける事がありますが、これも言霊の思想に基づくものと言われています。

言霊は存在するのか

心理カウンセラーのラッキーさんがお笑いセラピストの尾崎里美さんからご教授頂いた方法で、この様な実験があります。生卵を2つ用意して、それぞれをケースに入れ、片方（A）には「有難う、大好き」の様な良い言葉、もう片方（B）には「めんどくさい、うざい」という悪い言葉を1日1～2回浴びせて、24日間、観察しました。すると1週間後、良い言葉を浴びせ続けたAの卵は綺麗なままなのに対し、悪い言葉を浴びせ続けたBの卵は破裂し悪臭が発生しました。

これだけで、言霊は存在するとは言い切れませんが、人間も含め、全ての生きとし生けるものは言霊、つまり、言葉自体が持つ力に影響されている可能性があると思います。

ネガティブはネガティブを引き寄せる

脳は主語を理解できないという性質があります。たとえ他人に向けた言葉でも、自分に向けられているものとして認識してしまうのです。そして、繰り返し使う事で潜在意識へと刷り込まれていきます。潜在意識に入ると、どんな言葉を他者から掛けられても、辻褄が合うように、頭の中で変換してしまうのです。

もし、あなたが常に「自分はダメだ」の様なネガティブな発言をしていた場合、ダメな自分が存在意識に刷り込まれて、悲観的な人間になってしまうでしょう。それでは周囲の人も離れてしまいます。

明るい自分は作れます

ポジティブな発言をするとどうなるのか。発した言葉に気持ちが入っていなくても、繰り返し言う事でプラスの気持ちが後から付いてきます。すると、脳の思考回路も前向きとなり、ポジティブな人には自然と人も集まるので、支援や協力を得やすくなっていきます。



障害があると、出来ない事に目が行きがちになり、「どうせ」「でも」「無理だ」と負の言葉を使うのが癖になっているかもしれません。しかし、障害があるから全部が出来ないのではなく、障害があるから気付けた事、出来た事もあると思います。

本当はそう思っていなくても構いません。
まずはポジティブな言葉を自分に言い続けてみましょう。

私は就職活動中ですが、人に同調しやすい性格だと理解しているので、「自分が納得した会社に就職するぞ」と言い聞かせています。面接や説明会で自分の軸がぶれて流されそうになった時に、その言葉を唱えて、流されそうな自分を止めています。

あなたが発した言葉であなたの未来が作られていくのです。


参考文献

wikipedia 言霊
https://ja.wikipedia.org

言葉は言霊 ? あなたが使う言葉があなたの人生を決めている
http://osekonoriko.com

【言霊の力】言霊の実験で、驚きの結果が出ました！
https://panda-ondo.org

言霊は本当にあるの！？日常的に話す言葉が運命を作る
http://shumatsushacho.com

口にした言葉は現実になる科学的根拠
https://clear33.com