暗闇の中で飲むコーヒーは、別の飲み物だった。ニュウマン高輪の新施設「Dialog in the Dark 5-1=∞ Lab.」体験レポート

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2026年3月28日、東京・ニュウマン高輪のMIMURE 2Fに「Dialog in the Dark 5-1=∞ Lab.(ダイアログ・イン・ザ・ダーク ファイブワンラボ)」がオープンしました。筆者は翌29日、オープン2日目に足を運びました。

「純度100%の暗闇」とはどういうことか

入室した瞬間、文字通り何も見えません。手の甲を目の前にかざしても、輪郭すら判別できないほどです。これが「純度100%の暗闇」です。

そこに、視覚障害のあるアテンドスタッフが声で誘導してくれます。彼らにとってこの暗闇は、慣れ親しんだ日常の延長線上にあります。一方、参加者にとっては非日常のど真ん中です。この「立場の逆転」が体験の核心といえます。

コーヒーの味が、変わりました

約80分のプログラムの中で、OGAWA COFFEE LABORATORY監修のコーヒーを暗闇の中で味わう時間があります。

いつも何気なく飲んでいるコーヒーが、まるで違う飲み物のように感じられました。カップの温もりが手のひらに伝わる感触、立ち上る香りの輪郭、口に含んだときの酸味と甘みのグラデーション。視覚という情報が遮断されただけで、残りの感覚がこれほど鋭敏になるのかと驚かされました。

体験後に手渡されるコースターに、筆者はこう書きました。「コーヒー 会話に 全集中」——暗闇の中にいると、自然とそんな気持ちになっていました。

障害のある方こそ、ぜひ

このプログラムで主役を担うのは、視覚障害のあるアテンドスタッフです。暗闇の中では、晴眼者が「支援される側」になります。障害のある方が「ガイドする側」として活躍する場面を目の当たりにすることで、「誰が誰を支援するか」という固定観念が静かに揺らいでいきます。

視覚以外の感覚を頼る体験として、視覚障害のある方はもちろん、さまざまな障害のある方にとっても新しい視点を得られる空間です。料金は4,400円(税込)、完全事前予約制。ぜひ一度、暗闇の中で「おいしいね」と誰かに伝えてみてください。

【施設概要】
施設名:Dialog in the Dark 5-1=∞ Lab.
所在地:東京都港区高輪2-22-1 ニュウマン高輪 MIMURE 2F
体験時間:約80分
料金:4,400円(税込)
対象:中学生以上/定員8名
予約:事前予約制 https://5-1lab.dialogue.or.jp/mimure/

Dialog in the Dark 5-1=∞ Lab. 公式サイト
https://5-1lab.dialogue.or.jp/mimure/

障害者ドットコムニュース編集部

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