統合失調症~今の私の症状

統合失調症
unsplash-logo Karen Zhang

私の精神疾患の始まりは統合失調症でした。幻覚、妄想などの本で読んだことのある症状の多くを経験したように思います。長年、「自分は病気ではない」とかたくなになっていました。そして、幻覚も妄想も現実だと思っていました。

妄想と現実の区別

いつも完全に妄想100%の世界にどっぷりつかり、家族に無理やり入院させられていました。病院での退屈感がたまらなく嫌で、家族に無理をいって退院していました。退院後も日常生活では、妄想ではない、現実だという思いは持ったままでした。2年ほど前でしょうか、かなり妄想がひどくて、4ヶ月入院しました。それまでは入院はせいぜい1ヶ月くらいでした。入院中もどっぷりと妄想の世界にはまり、主治医に悪態をつき、看護師には文句をた言うなど、どうしようもなかったです。この時の妄想は今までで一番ひどかったと思います。

現実に目覚めるきっかけ

病室は4人部屋でした。私は夜中にもずっとベッドに横になり独り言を言っていました。向かいのベッドの女性が、「もう止めてください」と私に言いました。この時、何かはっとした気分になりました。その女性と以後、よく話をするようになり、仲良くなっていきました。ときどき、彼女のCDのコレクションを貸してもらいました。毎日好きな音楽を聴いていると妄想が何だかばかばかしくなりました。彼女に私の妄想の話をすると、アドバイスをしてくれました。また、彼女の病気についての話もいろいろ聞かせてもらいました。自分と似ているところがあるなとも思いました。それからは私の独り言はなくなりました。精神的に軽くなりました。今までの妄想が自分にとって重く苦しいものだと認識するようになりました。そして、退院しました。

退院後

退院してもしばらくは家族に対する憎悪は消えず、私はうつ病になってしまいました。もう一度入院したいと思うほどでした。幸い、うつ病の方はそれほどひどくはならなかったです。退院して久しぶりに自分の携帯電話を見たら、自分では覚えていないのですが、知り合いに意味不明なメールをいっぱい送っていて、びっくりを通り越して意気消沈してしました。そのことが原因で多くの友達を失いました。お金もなく、友達も失い、自分には何も残っていないように思いました。体中の気力が抜けた感じでした。これが現実なんだと改めて実感しました。

そんな時に、そばにいてくれたのは家族でした。そのことに気が付き、徐々に家族を信用してみようと思うようになっていきました。家族を信用するようになると、心がずっと軽くなりました。視界が開けて様に感じ、今まで妄想で見えなくなっていたものが、見えるようになり、逆に見えていた幻覚が見えなくなりました。それ以降、幻覚も妄想もありません。約20年間も苦しんでいた統合失調症が、家族の支えに気が付くことでこんなにも軽くなると、今までの約20年間は何だったんだとしみじみ思ってしまいます。もっと早く気付いていれば、自分の人生も変わっていたかもしれないとも思います。

まとめ

今までは妄想と現実の区別の付きづらい時もありましたが、この2年ほどはそれがまったくありません。今は現実と妄想の区別ができています。現在、統合失調症の薬は服用しており、症状は少なくなり、主治医からも「薬を半分に減らしてもいい」と言われました。

これからは、妄想にとらわれるとこなく今とこれからを大切に、毎日をゆったりと過ごして行ことう思います。

yukoばばあ

yukoばばあ

52歳。30代から統合失調症になる。40代になって強迫性障害も発症する。幻覚、幻聴、妄想状態になり、現実と妄想の区別がつかなくなるが、入院治療と退院後は服薬治療で症状は治まり安定している。強迫性障害は継続中で、すぐに不安になり確認行為が続いているが、少しづつ回復に向かっていると思う。これまでに事務職や相談援助職をを経て、現在人生最後の就職活動中。自分が建てた家の中庭を見ながら過ごす休日に癒されている。

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