酒に逃げるとウツになる
うつ病 その他の障害・病気楽しいお酒で適量の飲酒なら問題ありませんが、嫌なこと仕事のストレスを忘れるためのアルコールは返ってあなたを苦しめることになるかも知れません。そんな間違ったストレス発散でうつ病になる人を防ぐための知識をご紹介いたします。
嫌なことを酒で発散させるのは逆効果
嫌なことや仕事上のストレスをお酒を飲んで発散させる。お酒やタバコは嗜好品であり、多幸感を得られるものであることは否定いたしません。これら一連の行為は、嫌なこと(ストレス)を酒を飲んで忘れる。一連の行為は正常な範囲であれば認知行動療法的には正しいのです。しかし、医学的には間違っているのです。嫌なことがあり、酒で発散させる行為が常習化すると飲酒する量が増え、最終的にはアルコール使用障害(アルコール依存症)にも繋がります。
アルコールとうつ病解説動画でラットを使っての実験があり、嫌な記憶を忘れにくくなる研究結果が語られています。また、うつ病患者の16%がアルコール使用障害、30%にアルコール使用障害の既往症があるそうです。また、アルコール使用障害のあるうつ病患者は回復率も悪いようなので、嫌なことがあった時にお酒に逃げるのは得策ではありません。
酒は百害あって一利だけ?
昔から酒は百薬の長だとか言いますが、アルコール使用障害の方から自分の飲酒を正当化、合理化するための言い訳をたくさん聞いたことがあるかと思います。どういった所が長所でどういった所が短所なのか調べてみましたが、アルコールやタバコ、カフェインなど少量なら害は少ないけど過度の摂取は体に悪影響があるというものばかりでした。
結論として適量の摂取であれば心筋梗塞や狭心症など虚血性心臓病にはメリットがあるようです。デメリットは高血圧や不整脈などの誘発、その他にも危険因子がいくつかあります。何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しで適量に抑えるように心がけた方が良いでしょう。
参考文献
なぜアルコール依存症者は「うつ」になるのか?
https://www.ask.or.jp
松崎朝樹 アルコールとうつ病解説動画
https://www.youtube.com
国立循環器病研究センター 循環器病情報センターから引用
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/
うつ病 その他の障害・病気