社会不安障害・強迫性障害・うつ病にかかった私の体験談(後編)

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◀︎前回のページ:社会不安障害・強迫性障害・うつ病にかかった私の体験談(前編)

前編では「学生生活から社会人となった現在に至るまでに、どのような生きづらさを感じてきたのか」という話を中心にまとめてきたのですが、後編では、病気で苦しんでいる皆さんが一人で悩まない為に気づいてもらいたいことなどについて、まとめてみました。

病気のサインと症状

今まで上手くいっていなかった事が自分のせいだと思っていましたが、信頼出来る医師と出会い、自分の問題ではなく病気からくるものだったと分かってすごく安心しました。そこで一人で悩まない為にも症状があれば我慢せずに病院に行くことをお勧めします。そこで私が実際に体に起きたサインや症状をまとめてみました。

前まで出来ていた事ができない
好きなご飯も遊びも何に対しても全部無関心になり、誰と話しても何も感じず誰が好きとか嫌いとかもなくなり、自分の趣味や好きなものにも興味が無くなり、生きている意味が分からなくなります。学習能力、言語能力などがなくなり人の話や紙に書かれた文章も全く理解できなくなったり文字が読めない書けないなどもでてきました。話せていた人とも上手く話せなくなり、会話が成立しない事が増え、気持ちが無いので「あなたはどう思っているの?」という質問には一切答えられません。何処に行きたい、食べたい、あれが欲しい、やりたい事も分からなくて自分の意志では決められず、全部人任せになりました。体力が無くなり、歩くだけで疲れたり気分が沈む事が続くとご飯も食べられなくて、味も感じません。身だしなみなどを誰かに大丈夫かチェックしてもらわないと不安で外に出れなかったり、戸締まりもできず、電車にも乗れない・・・など普段出来ていた事が出来なくなります。全ての人を疑い信じていてもどこか家族でさえも信じてあげられず毎日不安と罪悪感などでいっぱいいっぱいになります。笑えない事が多くなるので笑えてはいても何も感じ無いし何もできない自分が嫌で毎日毎日本当に辛いです。

少しでも症状があれば気付くこと
悪化してしまうと周りや自分の事も見えなくなってしまい被害妄想や思いこみが誰にも止められなくなります。どこにいっても怖くて外に出られなくなり引きこもりになったり自殺願望が芽生え自傷行為で自分を傷つけてしまうかもしれません。イライラで周囲の人や家族にあたってしまい傷つける可能性もありますし、何を言われても信じられず周囲の人との関係も崩れていくかもしれません。ご飯の味も分からない、何をしても楽しくない、自分のやりたい事や思っている事が分からなくなり自分が自分で無くなり一生病んだまま外に出られず毎日を無駄にすることになります。

社会に出ると困る
ほったらかしにして社会に出ると、ぼーっとして仕事が進まなかったり、人の話が理解出来ない・聞いているのに聞けない・覚えられない(話聞いているのか?といわれやすい)、忘れ物や約束を忘れるようになる、やる気が出ない、眠気が酷く仕事中に無意識に眠ってしまう、周りの音が気になったり色々な場面で集中力低下、毎日緊張状態、失敗した時に精神が崩れたり失敗が怖くて逃げだし仕事が続かない、怒られる事が増える、誰かがいないと生きていけない、休み方が分からずやり過ぎてしまう、意見が言えない、誘われたり頼みごとを断れない、友達や人に合わせ過ぎて夜中まで外に出てしまう、電話が出来ない、臨機応変に対応が出来ない、人と話しても相手に通じず困らせるなど色々あります。

まとめ

回復するまでに時間もかかり、身体症状が酷いと倒れる可能性もあります。まだ病院に行っていない方や周囲の方が異変に感じることがあれば本人の為にも早めに受診する事を勧めてあげて下さい。

KOTMI

KOTMI

小さい頃から対人不安が強く、高校卒業後、就職したが体調を崩し退職。その後アルバイトを始めるも、ストレスが原因で続かず、うつ病・社会不安障害・強迫性障害と診断される。現在は、就労移行支援所でCAD(コンピューターを使って設計するソフト)を学んでいます。趣味は歌うことです。

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