私とLGBT~レズビアン寄りのパンセクシュアル
その他の障害・病気今回書かせていただく題材は「私とLGBT」についてです。前回書かせていただいた「私の神経過敏」と同様に、もし、私の書く内容がご自分と一致するなどしてしんどくなった場合は読むのをやめてください。自分と向き合うことは他人と向き合うことよりもしんどいことだと私は考えているので、無理はせず、気が向いたら私の書いたものを読むぐらいの気持ちで読んでいただけたらと思います。
セクシュアル・マイノリティ
一部の人には明かしていないのですが実は私、レズビアンなんです。と言っても男性と恋愛できないというわけではないです。そもそも私自身、恋愛に性別なんて関係ないと思っています。ややこしいですが今風に言うならば「レズビアン寄りのパンセクシュアル」だと思います。もしかしたら私に合う表現があるのかもしれませんが、自分自身でもよくわかっていないのでレズビアン寄りのパンセクシュアルとここではさせていただきます。
LGBTとは「L=レズビアン、女性同性愛者」「G=ゲイ、男性同性愛者」「B=バイセクシュアル、両性愛者」、「T=トランスジェンダー、性別越境者」の頭文字をとった単語で、性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)の総称のひとつです。他にもXジェンダー(心の性が男性、女性のどちらかに規定できない/しない人々)やAセクシュアル(無性愛者、好きになる性をもたない人々)、ノンセクシュアル(非性愛者、恋愛感情を持っても性的欲求を抱かない人々)、パンセクシュアル(好きになる性が性別にとらわれない人々)など書き切れないほど存在します。私はまだ20年と少ししか生きていませんが、私の思いを少し書かせていただきたいと思います。
レズビアン寄りのパンセクシュアルとは
さて、なぜ私は私を「レズビアン寄り」と表現するかというと、今まで(少ないですが)恋愛経験を積んできて、ある時考えたんです。「私の恋愛対象はどっちだろう?」と。「異性でも同性でも好きなら良いのではないか?」と思っていますが、いざ、異性と恋愛を始めてみても続かないんです。たまたま出会った方との相性が悪かっただけかもしれませんが、どうも続かないんです。続かないと言っても最低でも3ヶ月は交際します。ですが後半は相手への気持ちが冷めているので、そこから最熱することは今までのところありませんでした。私は異性との恋愛の場合、一度相手への気持ちが冷めてしまうと終わりを待つしか選択肢がないのです。そして、難点なのが交際途中に異性である相手が理由もなく怖くなるのです。相手に何かされたわけでもないのに突然、恐怖を感じるようになってしまうのです。理由はわかっていませんが若干、男性恐怖症なのかもしれません。でも異性と恋愛ができないわけではないので「レズビアン」と言い切るのではなく「レズビアン寄り」と表現しています。
異性との恋愛と比べ、同性との恋愛は短くても1年は続きます。相手への想いが冷めても何度でも最熱するときが多いです。出会った相手が良かったのか、どうなのかはわかりませんが同性との恋愛の方が安心感があるように感じます。同性にしかわからない悩みや思いを言葉にしなくても気付いてくれることが(当然かもしれませんが)多いので、私にとって安心できる理由の1つだったのかもしれません。異性と違って恐怖を感じることもないので異性との恋愛よりも長く続きます。
これらの私の考えや思いに名前を付けるとすると「レズビアン寄りのパンセクシュアル」になると私は考えています。このように考え始めたきっかけは覚えていませんが、最初に同性を恋愛として好きかもしれないと思ったのが中学3年生のときだったので、きっとこの考えは中学時代から芽生えたものだと思います。
セクシュアル・マイノリティがぶつかる壁
最近、恋愛でも性自認でも理解が広がってきたので、肩身の狭い思いをする人は減ったと思います。ですが、完全ではありません。海外と比べると日本はまだまだ偏見の多い国だと思います。そのため、ぶつかりやすい壁が一番身近な「親や家族」なんです。友達は同世代が多いので「そうなんだ」と聞いてくれる人が多いと感じるのですが、親となるとそうはいきません。すべての親がそうではないと思いますが、セクシュアル・マイノリティを簡単に受け入れてくれる人はどちらかと言うと珍しく、日本人は周りと同じでないことを良くないと思う風習が残っているのでセクシュアル・マイノリティの方々にとっては生きづらさを感じる人も多いと思います。私自身もそのうちの1人です。
母には話せますが、父にはこのことを話せていません。私の友人の中には両親や兄弟にさえ話せていない人もいます。話せば楽になるでしょうが、リスクが0というわけではないので、セクシュアル・マイノリティであることをオープンにすることができずにいる人は多いのではないでしょうか。その壁を少しでも取り除くこと、セクシュアル・マイノリティの認知を広げることは今後も大きな課題だと思います。そのために私ができることは、こうして言葉にすることだと思っています。私の書いたものが少しでも頑張っている方の力になれれば嬉しいです。
まとめ
セクシュアル・マイノリティに限らず、何気ない発言が相手を傷つけていることはあると思います。そうならないために一番大切なことは誰にでも「思いやり」を持つことだと思います。人それぞれ、ものの見方も受け取り方も違い、それが人の良いところでもあり、厄介なところでもあります。相手を受け入れること、事実を受け入れることには時間がかかります。人間関係が難しくて、苦しい思いをしている人もいます。どうか無理をしすぎないでください。頑張りすぎないでください。これを読んでくださった方の心が少しでも軽くなりますよう、心から願っています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。参考文献
「 東京レインボープライド」
https://tokyorainbowpride.com/lgbt
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