マインドワンダリングという言葉をご存知でしょうか?

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マインドワンダリングという言葉をご存知でしょうか?これは、頭から悩み事を離しているつもりでも、無意識下で気になっている悩み事がグルグルと回っている状態を現しています。実は、これが隠れたストレスの原因にもなっています。

マインドワンダリングとは?

マインドワンダリングとは心理学用語で、「心がフラフラとさまよっている状態」を指します。分かりやすく言うと「心の迷走」とも言い換えることも出来ます。また「モンキーマインド」とも言われています。木の枝から枝へ目まぐるしく飛び跳ねるサルに例えた言葉です。マインドワンダリングは誰にでも起きている現象なのです。

通常、人間の脳は約50%も現在のことを考えておらず、過去や未来のことを考えているそうです。

ストレスとマインドワンダリング

何故、マインドワンダリングによってストレスが起きるのでしょうか?

それは、マインドワンダリングによって、不安が無意識過下でグルグル回っており、そしてその「不安の原因が具体化されていない」ことによってストレスが発生しているのです。

これを解消するために、「今、不安なこと」を紙に書き出してみるといいでしょう。今不安に感じていることを沢山書いていけば、その中に一つぐらい無意識下の不安が出てきます。これらを解消できなくとも、不安の種が理解出来れば、それだけでもストレスは緩和されます。

マインドフルネスとマインドワンダリング

マインドフルネスとは簡単に言うと、「余計なことをあれこれ考えずに”今ここ”にだけ集中している心のあり方」のことです。

マインドフルネスに関しては、過去の記事があります。詳しくはそちらを参照ください。

マインドワンダリングに関しては、あまり良くないと紹介されることが多いですが、私はマインドフルネスと二極化して単純に考えるのは、早計だと思います。そもそもマインドフルネスもマインドワンダリングも言葉が広まったのはつい最近です。脳の領域で本格的な研究が始まって21世紀になってからです。ですから未知の世界であるという前提で考える必要性があります。

意識を集中して目の前の問題に心が入れ込んでしまうと、突飛なアイデアは思い浮かびません。

また、ただ意識をさまよわせているだけでは考えが散漫になって、アイデアは浮かびません。この状態は否定的なマインドワンダリングと言えます。そのようにならないために、マインドワンダリングに一定の方向性を与え、具体的な目標や課題について心の中でシミュレーションをすることが有効です。だからと言って、マインドワンダリングを意識的にコントロールすることは難しいでしょう。

<pそこで、マインドフルネスが役立つのです。マインドフルネスを実践すれば、否定的なマインドワンダリングを防ぎ、創造性豊かなマインドワンダリングが働くようになります。いいアイデアが思ったように出ない時は、思い切って考えをリセットし、気分転換をすることが大切なのです。

参考文献

【AINET Inc. マインドワンダリングとマインドフルネス】
http://www.e-ainet.com/index.htm

【日本社会心理学会 ほどほどに気を散らすのが創造的になる秘訣?】
http://www.socialpsychology.jp/index.html

【Coach to Organically Optimize マインドワンダリングの大切さについての探求】
http://tenseiyoshida.com/

【株式会社アイネット マインドワンダリングと創造性】
http://www.e-ainet.com/index.htm

tkbn

tkbn

40代男性。30代半ばでうつ病を発症。40代になって発達障害の疑いありと診断される。就労支援機関で自分の特性について学び、最後の就活を終えコラムを書いています。趣味は鉱石収集。年2回大阪・京都で行わるミネラルショーや即売会に行って、気に入ったものをコレクションするのが楽しみですが、部屋で飾る場所が無くなっているのが最近の悩みです。

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