人間関係の「立ち位置」において~あなたを料理に例えると?

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出典:Photo by Spencer Davis on Unsplash

僕は昔から、友達といるときの自分の「立ち位置」に悩まされて来ました。一緒に話していた友達がその後、別の子と僕以上に盛り上がっているのを見て「僕との会話は楽しくなかったんじゃないか」と思ってしまったり、グループで盛り上がっている輪に1人だけ入れなかったりと。 僕は中々人との接し方に自信が持てませんでした。しかし、そんな自分を肯定出来るようになったきっかけがあります。

盛り上がらない会話

僕が友人A君と2人で会話をしていた時のことです。ぼくとA君は普通に仲が良く、普段から中身のある深い会話をする仲でしたが、その日はとりとめのない軽い雑談をしていました。僕は中身のない雑談が苦手で、案の定その雑談はあまり盛り上がらず、お互い少し気まずい雰囲気になっていました。するとそこへ別の友人B君がやって来ました。A君とB君の関係は僕以上に良く、すぐさま2人で盛り上がり始めました。A君も僕と話していた時より楽しそうです。「僕との会話は楽しくなかったんじゃないか?なんなら僕がいない方が楽しいんじゃないか?」そう思ってしまいました。

グループのノリに入れない

少し前に僕と友達たちの5人のグループで、朝から遊んでいた時のことです。始めの頃は普通に話せていたのですが、友人4人のテンションがだんだん上がっていくと同時に、僕はだんだん疲れが溜まっていき、会話に入れなくなってしまいました。しかも内容のない会話が苦手だった僕は、ついに何も話せなくなってしまいました。それでも他のメンバーは楽しそうなノリでどんどん話が弾んでいきます。4人のノリについていけなくなった僕は、「このグループに僕は邪魔なんじゃないか。僕がいない方が皆に変な気を遣わせないでもっと盛り上がれるんじゃないか」そう思ってしまいました。

添え物のような人

こんな感じで友達と遊ぶ時の自分の「立ち位置」に悩んでいた時のことです。とあるグルメ番組で、食事のメインメニューの横にちょこっと添える、いわばパセリのような野菜を主役にした内容のものが放送されていました。もちろん、そんな添え物野菜よりも、肉や魚が主役の回のほうが良かったんですが、「まあ、たまにはそういう回があっていいか」と思いました。

その時、もしかして、自分もそういう「添え物野菜みたいな人間なんじゃないか?」と思いました。相手にとって、1対1で遊ぶ時や、自分がメインだったり、毎回遊ぶとなると物足りないタイプだけど、たまに遊ぶ、たまに話すぐらいがちょうどいい存在なんじゃないかと思いました。

食べ物で例えてみよう

人のタイプを食べ物で例えてみましょう。がっつりステーキタイプのような皆を盛り上げる人気者もいれば、和風の魚料理タイプのような、落ち着いた雰囲気の知的な存在もいます。また、サラダのように表にはでないけど、グループのバランスをとるような存在もいる。そのタイプは様々でしょう。おそらく僕はそんなメインメニューのような主役にはなれないけど、メニューのそばで陰ながら彩りを加える、そんな添え物タイプ人間なんでしょう。そのような人間がステーキや魚料理になろうとしても無理な話です。背伸びして自分を取り繕わなくてもいいのです。

人にはそれぞれ、向き不向きがあり、それが自分のタイプ、いわば個性なのです。雑談が得意で誰とでもコミュニケーションが取れる人は、それが向いているから沢山の人付き合いが出来たり。逆に雑談が不得意でコミュニケーションが苦手だが、深い話が出来る人は、いざというときに人から相談してもらえたり。必ずその人々にあった個性の活かし方があるのです。あとは自分にあるその個性をどのようにして伸ばしていくかを考え、自己理解を深めていきましょう。

あなたのタイプに合った生き方をしていくと、自分の立ち位置が把握しやすくなり、より人付き合いを円滑に進められることでしょう。

ヤドかに

ヤドかに

カメラと造園とドラムが趣味の22歳です。
最近ギターも始めました。

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